発表された本アライアンスの主要な取り組みは以下の通り。
◼ いすゞとボルボ・グループはそれぞれが得意とする領域を相互に補完しながら、お互いの持つ優れた技術とスケールメリットを活かし、商用車における既存技術および先進技術開発の協業を進めます。
- いすゞとUDトラックスは、ボルボ・グループの技術も活用し、日本およびアジア市場向け大型トラックの プラットフォームの共同開発を進めます。
- 先進技術分野では、商用車の自動運転、コネクテッド、電動化などの将来を見据えた技術開発を加速 します。
◼ いすゞは、ボルボ・グループからUDトラックス事業を取得し、日本および海外市場における大型トラックビジネスのさらなる強化を図ってまいります。UDトラックスのいすゞグループ入りによって、ボルボ・グループとの協業を円滑 かつ迅速に推進することが可能となり、早期に相乗効果を生み出します。
- 取り組みの第一弾として、2022年以降、いすゞとUDトラックスは一部車型の共有を行ないます。
- ボルボ・グループは、UDトラックス事業譲渡後も、引き続きUDトラックスのスムーズな事業継続に関わる 支援を当面継続、その中にはコンポーネント供給も含まれています。
◼ いすゞとボルボ・グループは、進化する都市型物流へ対応するため、いすゞが得意とする中・小型トラックでの 協業を進めて参ります。
◼ 購買協業においても、いすゞとボルボ・グループの相互の技術、展開地域を踏まえ、ボリューム拡大によるメリットを追求してまいります。
また、いすゞとボルボ・グループは、これに限らず、幅広く協業の可能性を追求し、この提携を強力に進めるため、両社CEO、社長、役員で構成するアライアンスボードのもと、アライアンス・オフィスを日本とスウェーデンの両国に設置することに合意した。この提携は20年以上の長期にわたる戦略的提携契約となる。
なお、本契約に伴うUDトラックスの事業取得価格(企業価値)は、2,430億円(約200億スウェーデン・クローネ)となる。