マセラティが初のハイブリッドモデル「ギブリ ハイブリッド」を発表! 2.0ℓターボと48VシステムによるマイルドHVを採用
7月16日、マセラティはブランド初のハイブリッドモデルとなる「ギブリ ハイブリッド」を発表した。このモデルを皮切りに、マセラティは電動化戦略を加速させる。
0-100km/h加速を5.7秒でこなす一方、最高で11.8km/ℓの燃費を実現
パワートレインは2.0ℓ直列4気筒ターボエンジンとZF製8速ATに、電動スーパーチャージャー「e-Booster」を含む48V電装システムを組み合わせたマイルドハイブリッドで、330ps/450Nmを発揮。5.7秒の0-100km/h加速タイム、255km/hの最高速をマークする一方で、WLTPモードで最高11.8km/ℓの燃費を実現している。
バッテリーを車体後部に搭載したことにより、前後重量配分が最適化された点も特徴で、1878kg(認証値)の車重はディーゼルエンジン仕様より約80kg軽い。
内外装はハイブリッドモデルを主張するディテールが採用されている。エクステリアではフロントフェンダー後方の3連エアベントやブレーキキャリパー、そしてリヤピラーの「トライデント」エンブレムにブルーのアクセントカラーを採用。
インテリアではシートやドアパネル、ダッシュボードのステッチと、ヘッドレストに刺繍されるトライデントロゴがブルーとなる。
さらに、フロントグリルには音叉(おんさ)をモチーフとしたデザインを新たに採用。かつての「3200GT」やコンセプトカー「アルフィエーリ」からインスピレーションを得たブーメラン形状のテールランプも、特徴に挙げられる。
ギブリ ハイブリッドは欧州と中国で10月末からデリバリーが始まり、その後、他の市場にも導入される見通しだ。マセラティは電動化戦略をこのギブリ ハイブリッドを皮切りに加速させる方針で、次期「グラントゥーリズモ」および「グランカブリオ」は同社初のピュアEVに生まれ変わり、2021年に発表される予定だ。