PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)/北 秀昭(KITA Hideaki)
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
上のアイテムは、ドリンククーラーにもドリンクウォーマーにもなる、保冷と保温の機能が1つになった、画期的な車載用ドリンクホルダー(電源は12Vのシガーソケットを使用)。
↑↑ 詳細は上記をクリック ↑↑
詳細は上記に譲るとして、このドリンクホルダーは、冷やす&温める事が出来るマルチなタイプ。諸元によれば、保冷モードで最大マイナス2℃、保温モードで最大60℃になるのがポイントだ。
前回は、暑い夏に重宝する、保冷機能をチェック。温度センサー付きのデジタル温度計を使い、各ドリンクの『常温からの冷え具合』や『冷えの傾向』を検証してみた。
↓↓ 詳細は下記をクリック ↓↓
今回は、温かいコーヒーやお茶が楽しめる、季節を問わずに重宝する「保温機能」をチェック。温度センサー付きのデジタル温度計を使い、各ドリンクの『常温からの温まり具合』や『温度上昇の傾向』をテストしてみる。
テストの効率性アップのため、今回は電源を通常のシガーソケットから、家庭用100Vに変換する「電圧変換器(~3A対応/1832円)」に変更。このアイテムは、自宅や会社など、自動車の車内以外でカー用品を使用する際の必須アイテムだ。
なお、今回使用したシガーソケットは【12V/36W=3A】であるため、~1A対応や~2A対応の電圧変換器は使用不可なので要注意。
容器の中身(水、コーヒー、やきとり)の違いによる、温度上昇率の違いついては、保冷時と同じく不明。ただし、容器の違いのみを見た場合、前回テストした保冷機能の「冷え具合」に比べ、保温機能を使った今回の「温まり具合」は、下記の通り、顕著に違いが発生した。
【ペットボトル】
3種類の中では、もっとも温度上昇率が低い。つまり、熱が伝わりにくい。
【アルミ缶】
熱の伝わりやすさは、3種類の中ではほぼ中間。
【スチール缶】
3種類の中では、もっとも温度上昇率に優れている。
今回の実験では、ペットボトル入りの水に比べ、スチール缶入りの「やきとり」は、飛躍的に温度が上昇したのが大きなポイント。60分後には、17.5℃もの温度差が付いた。
「温度を上げやすい=冷めにくい」という見地から見た場合、スチール缶に入ったドリンク(コーヒーやコーンスープ等)は、もっとも「車載用温冷ドリンクホルダー」と相性の良い容器。
なお、逆転の発想で見た場合、ペットボトルはスチール缶に比べ、外的な温度に左右されにくく、温度をキープしやすい=中身の鮮度を保ちやすい素材であるといえる。
注:上記の温度はすべて実測値です。当日の外気温度、湿度、計測の順番、計測方法、計測場所、温度センサーの位置等により、大きく変化する可能性があります。