こう話すのは、「あみぐるみ・羊毛フェルト」企画の仕掛人、当社ブランドマーケティング部の三宅英典さん。「ぜひ、皆さんの『おうち時間』にも役立てていただければ」と続ける。
2020年5月現在、つくり方を紹介しているのは、オートバイやスクーター、プレミアムボート、水上オートバイ、発電機といった当社の製品や部品に、SNSで人気のオリジナルキャラクターを加えた全14アイテム(あみぐるみ7種、羊毛フェルト7種)。一般社団法人日本あみぐるみ協会、一般社団法人日本羊毛フェルト協会の協力を得ながら、そのバリエーションを徐々に増やしている。
総務省の調べによると、国内の手芸人口はおよそ1,200万人。その95%は女性が占めている。SNS等で寄せられる反響の中には「彼氏が乗っているオートバイをつくってプレゼントしたい」という声もあり、皆さんの作品を紹介するギャラリー(Instagram公式アカウント)は、手づくり感あふれるあみぐるみや羊毛フェルトで賑わっている。
「ヤマハはものづくりの会社。手芸というテーマは当社ウェブサイトにあって異色のコンテンツと言えるが、製品に関わる造形のディテールについては絶対に手を抜けません」と三宅さん。創作活動にあたっては、まず製品の基本構造を手芸作家さんにご理解いただくことからスタートするなど、「手間も時間もかけています。だからこそ、決して簡単ではありませんが、こうした時期だからこそ有効な『おうち時間』の過ごし方の一つとして、じっくりチャレンジしていただけたら幸いです」