Qualcomm Technologies, Inc. シニアバイスプレジデント兼4G/5Gジェネラルマネージャー Durga Malladi氏のコメント
「富士通とともに達成したマイルストーンは、今後シームレスに広く提供される5Gのネットワークの接続性を向上させ、通信の可能性を広げるものです。クアルコムテクノロジーズは、世界をリードする無線のイノベーターとして、ユーザーのスマートデバイスを介した様々な体験を高めるソリューションの開発を継続していきます。また、クアルコムテクノロジーズは、富士通との連携により、本キャリア・アグリゲーションを活用した5Gの通信を通じて、人々の暮らしに利便性をもたらすことを誇りに思います」
富士通 モバイルシステム事業本部長 谷口正樹氏のコメント
「今回のキャリア・アグリゲーションによるデータ通信の成功は、富士通とクアルコムテクノロジーズが共同で進めてきた5Gの革新をリードするアプローチの成果のひとつです。富士通は、これまでに培った高周波・広帯域およびビームフォーミングの技術やノウハウと今回のキャリア・アグリゲーションにより、通信事業者とユーザーの双方に快適かつ高度なネットワークを提供できることを嬉しく思います。キャリア・アグリゲーションによりさらなる高速化を図り、5Gネットワークに期待されている新サービス、新市場創出の可能性を高めるために、今後もクアルコムテクノロジーズと連携した取り組みを推進していきます」
注1 Qualcomm Technologies, Inc.:
Qualcomm Incorporated(本社: 米カリフォルニア州、CEO: Steve Mollenkopf)の子会社。
注2 キャリア・アグリゲーション:
CC (Component Carrier) と呼ばれる無線周波数帯域を、同時に複数組み合わせて通信を行う技術。広帯域化によってユーザーの通信速度の向上が見込める。
注3 ピーク通信速度 3Gbpsを超えるデータ通信:
LTE設備との連携により5G通信を行うノンスタンドアローン構成で、総務省が定めた日本国内におけるサブ6GHz帯に対応する3.5GHz帯と4.9GHz帯の電波を束ねたキャリア・アグリゲーション(4x4MIMO, 256QAM, TDD)の下で検証。