ところが、今回、復活したオービスは、まさにそのポンコツレーダー式オービス。最新型のレーダー式とレーザー式の移動オービスを県内くまなく意欲的に活用している岐阜県警の所業とは、とても思えない。オービス撤去により交通事故が増えたとしても、今更、過去の遺物を引っ張り出してくるよりも、ご自慢の移動オービスやレーダーパトカーで取り締まりを強化すればいいだけの話、だからだ。
となると、答えは簡単。このポンコツは、たぶんだが、「ダミー」だと思ってもよさそうだ。事実、その取り締まり効率の悪さから、全国的に、特に一般道での新設が絶えて久しいだけに、「そこにある」だけである程度「スピード抑止」効果を発揮してくれるオービスの本来の特性を生かすべく、あえて旧型を復活させたと考えたほうがつじつまが合う。緊縮財政の今、コストが設置費用だけで済むというメリットも、でかい。
もちろん、あくまでも推測なので過信は禁物だが、どちらにしても、反則金目当てではなく、スピード抑止により悲惨な交通事故を防ぐというこのやり方は、当情報局も大賛成。今こそ不要不急の移動オービス購入費を含む取り締まり強化予算は、ぜひ、コロナ禍によりひどい目に合っている人に回しましょう!