2020年1月、台湾の人気バイクメーカー「SYM(エス・ワイ・エム)」が2年ぶりに日本復活(日本総輸入代理店はサイン・ハウス)。1月発売のリーズナブル系スクーター「Orbit Ⅲ( オービット スリー)」に続き、最新モデルの5機種(JET S、DRG BT、JOYMAX Z 250、CRUiSYM 250、MAXSYM TL)が発表された。ここではスポーツスクーター「JET S(ジェット・エス)」をクルーズアップ。


REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

SYM JET S(ジェット・エス)……31万8000円(税込)

 空冷4ストロークSOHC単気筒124.65ccエンジンを搭載した原付二種モデル「JET S(ジェット・エス)」は、コントロール性、パワー、快適性が大幅に進化したJET シリーズの最新機種。流線形のスポーツカーをイメージした、攻撃的なデザインのスポーツスクーターだ。




 最高出力は8.5kw(11.55ps)のパワフルな仕様。ボア×ストロークは54mm×54.4mmのスクエアストロークとし、高回転域でのスポーツ性能と、低中回転域での街乗りのしやすさを両立。




 ブレーキは前後とも、卓越した制動性を誇るディスク式を採用。コンパクトで取り回しがラクな車体、足着き性に優れた780mmのシート高、ステップスルーの採用など、チョイ乗り、ストリート走行、ツーリング、ワインディングなど、様々なシーンに対応するマルチな1台に仕上がっている。




 SYM JET S(ジェット・エス)には、“スマホ時代”のスクーターに不可欠な「USB電源」も装備。ボディカラーはホワイト、レッド、イエロー、ブルーの5色あり。

SYM JET S(ジェット・エス)。写真はレッド。

SYM JET S(ジェット・エス)。写真はイエロー。

SYM JET S(ジェット・エス)。写真はブルー。

人間工学に基づいて設計されたシートやフットスペース。長時間のライディングも快適だ。
自動的にシートがオープンする「ポップアップシート」を装備。


進化したVGS可変ジオメトリサスペンション&剛性フレーム

 SYM(エス・ワイ・エム)の歴史あるJET シリーズの最新モデル「SYM JET S(ジェット・エス)」には、VGS可変ジオメトリサスペンションを採用。また、前モデルよりもさらに剛性の高いフレーム構造を追求し、フレーム前側にミッドセクションサポートバーを装備(赤丸)。




 VGS可変ジオメトリサスペンションと新設計フレームの組み合わせにより、コーナリング時のフレームのねじれやアイドリング時の振動を低減させ、より高い安定性を実現。最大バンク角45度で、スポーツ走行やワインディングロードを楽しむことも可能だ。

視認性抜群!夜間走行も安心の装備

 JET シリーズの特徴でもあるデュアルヘッドライトは、イーグルの目のような鋭いエッジの効いたデザインへと進化。また、LED のポジションライトも装備され、暗い夜道でもしっかりと照らしてくれるのが特徴。ストップ&テールランプにもLEDを採用。対向車・後方車からも認識がしやすくなっているのが嬉しいところだ。

全長× 全幅× 全高( mm ):1,813 × 705 × 1,095mm


軸距( mm ):1286mm


最低地上高( mm ):110mm


シート高( mm ):780mm


車両重量( ㎏ ):129kg


乗車定員( 人 ):2 人


燃料消費率( 50km/h 定速走行時 ):53.0km/L


最小回転半径( m ):2.0m


エンジン型式:空冷4 サイクル


エンジン種類:SOHC 単気筒


総排気量( cc ):124.65cc


内径x 行程( mm ):54 × 54.4mm


圧縮比:10.8 : 1


最高出力:8.5kw(11.55ps)/8500rpm


最大トルク:10.1Nm/6500rpm


始動方式:セルフ式


燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射(EFI)


燃料タンク容量:6.8L


変速機形式:CVT


タイヤ:F 110/70-12 47L / R 120/70-12 51L


ブレーキ形式:F 油圧式ディスク / R 油圧式ディスク


懸架方式:F テレスコピックフォーク / R ユニットスイング式


フレーム形式:パイプアンダーボーン


製造事業者:三陽工業有限股份公司


製造国:台湾
●SYM(エス・ワイ・エム)公式サイト


http://www.sym-jp.com/




●問い合わせ:サイン・ハウス(車両事業部)


https://sygnhouse.jp/
情報提供元: MotorFan
記事名:「 台湾発のスポーツ系125ccスクーター、JET Sが日本上陸!|SYM