・ 互い違いにブロックを配置した千鳥ブロックレイアウト、「Z」型のブロックを交差配置したセンター「Z」ブロックにより、ヒール&トウ摩耗を抑制。
・ 各ブロックの面積を最適化することで、接地圧を均一化し、耐摩耗、耐偏摩耗性能および静粛性を向上。
・ センター部に配置した2本のワイドセンターグルーブが、空車の時でも高い排水性を発揮し、ウェット性能を向上。
・ ワイドセンターグルーブには新ストーンイジェクターを採用することで、ベルト構造部損傷の原因になる石噛みを防御。
これらの技術を採用することで、従来モデル「TY285」と比べて耐摩耗性能で12%、ウェット制動性能で4%向上したほか、静粛性として通過騒音を4.4dB低減、転がり抵抗を2%低減させることに成功した。石噛み性についても社内評価で改善効果が確認できているという。
横浜ゴムは、中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」においてタイヤ生産財事業を次の100年の収益の柱とすることを掲げ、トラック・バス用タイヤの拡販に取り組んでいる。大型トラック・バスに装着される超偏平シングルタイヤから小型トラック用タイヤまで、商品開発の強化をさらに加速していく方針だ。