月間登録台数:1486台(11月〜12月平均値)
REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)[身長160㎝]
※本稿は2010年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
■2.0i-S EyeSight
全長×全幅×全高(㎜):4475×1775×1480
室内長×室内幅×室内高(㎜):2085×1520×1200
ホイールベース(㎜):2670
トレッド 前/後(㎜):1540/1545
車両重量(㎏):1400
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
総排気量(㏄):1995
最高出力(kW[㎰]/rpm):113[154]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/r pm):196[20.0]/4000
燃料タンク容量(ℓ):50(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:4WD
サスペンション:前 ストラット 後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ベンチレーテッドディスク
最小回転半径(m):5.3
JC08モード燃費(㎞/ℓ):15.8
タイヤ・サイズ:225/40R18
車両本体価格:270万6000円
先進安全装置(アイサイト)
ボディカラー
インプレッサの3つのポイント
1.大き過ぎず実用性の高いパッケージ
2.高機能の先進安全装備が充実
3.歩行者保護エアバッグを全車に標準採用
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車体形状は2タイプ。撮影車両の「インプレッサスポーツ」と呼ぶ5ドアハッチバックモデルのほか、トランクが付いた4ドアセダンも選べる。19年の大幅改良ではフロントバンパーの意匠が大きく変わったほか、ヘッドライトやグリルも新デザインになった。
エンジン&ホイール
乗降性
着座位置が低めで乗降時の身体の動きは大きい。しかし、サイドシルの室内側の厚みを抑えて跨ぎやすくするなど細かな配慮で乗り降りしやすい。
ほぼ90度まで開くリヤドアは、普通車では珍しい長所。Bピラーとリヤシート座面前端の間隔が310㎜と十分にあるから足の出し入れがしやすい。
インパネ
メーター
前席
着座位置は低め。シートはホールド性を求めたスポーティな形状だが、タイト過ぎず日常域でも快適だ。ヘッドレストに高さだけでなく角度調整機能まで組み込まれている理由は、後頭部と密着させて後突時の乗員保護性能を高めるためである。
後席
シートは3人掛けも可能だが、左右2人掛けを前提として乗員を包み込むような形状。広いレッグスペースに加えて着座姿勢も良好で、快適な移動ができる。前席シートレールの左右間隔を広くして足先を前席下に入れやすくするなど細かい工夫も美点。
うれしい装備
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ラゲッジルーム
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ホイールハウスの張り出しが驚くほど小さいなど、少しでも荷室を広げようという想いが伝わってくる荷室。ハッチバックの通常時の荷室容量は385ℓだ。後席格納は6対4分割式で、倒したシート部分はほぼ水平。ただし倒したシート部分と本来の荷室部分には80㎜ほどの段差が残る。
使い勝手撮影車両データ
インテリアカラー:ブラック
オプション装備:特別塗装色
SUBARU XV
〈TOPICS〉長距離移動で威力を発揮するツーリングアシスト
今回のマイナーチェンジでインプレッサに全車標準装備となったアイサイト・ツーリングアシストとは、約0〜120㎞/hの車速域で先行車に追従走行する全車速追従機能付きクルーズコントロールと、車線中央を維持するステアリング制御を組み合わせたもの。半ば、クルマが主導して高速道路を走り続けてくれるようなものだ。これにより、高速道路でのドライバーの負荷を大きく軽減してくれるので、より安全走行に貢献してくれる。
バイヤーズガイド
「i-S」か「i-L」か、2.0ℓか1.6ℓか、AWDか2WDかによって、それぞれ税抜きで20〜22万円の違いがあるわけだが、「i-S」か「i-L」かは好みによるとしても、エンジンは性能面でもクルマと相性が良いだけでなく装備面も少なからず差別化されているので、2.0ℓを選んだ方が賢明。なお、安全性に関する装備は全車共通で差別化されていない。
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