セレンスは、LG Electronicsとパートナーシップを締結し、LGのwebOSで稼働する車載インフォテインメント(IVI)システムと、セレンスのターンキー型車載音声アシスタントのCerence ARK(AI Reference Kit)を統合した新しいソフトウェアソリューションの開発を共同で行う。

 両社は同ソリューションを通じ、ドライバーと同乗者が音声コマンドを利用して、クルマの機能、ナビゲーション、マルチメディア・コンテンツをより自在にコントロールでき、さらに便利な車内体験の創出と進化を目指している。本パートナーシップは、Cerence ARKとwebOS Autoの統合に必要とされる、より効率的なリソース管理を提供し、OEMおよびティア1のメーカー向けに、プリパッケージ化されたフルスタックIVIソフトウェアシステムを提供することを目的としている。これにより新サービスの市場投入までの時間を短縮し、コネクテッドカーにおける没入型音声体験と豊富なコンテンツ・エコシステムの実現、そして、車内のユーザーエクスペリエンスを向上させる。




 LGのwebOS Autoは、OEMおよびティア1メーカーの次世代の車載体験サービス開発に生産性と柔軟性をもたらす、コネクテッドカー用に設計されたLinuxベースのIVIプラットフォーム。Cerence ARKは、自動車メーカーが完全にローカライズされた車載音声アシスタントを迅速に開発、展開、管理できるターンキー製品である。




 LGの最高技術責任者(CTO)、朴日平(パク・イルピョン)博士は次のように述べている。「私たちは、セレンスとともに、自動車およびコンポーネントメーカーによるコネクテッドカーの到来を加速するターンキー音声ソリューションを開発することを楽しみにしています。今後もメーカーとサプライヤーの両方のお客様にAIを活用した幅広い体験を提供することにより、webOS Autoを進化させていきます」




 セレンスの最高経営責任者(CEO)、サンジェイ・ダワン氏(Sanjay Dhawan)は次のように述べている。「セレンスは、webOS AutoとCerence ARKの技術を結集したソリューションの開発に、LGエレクトロニクスと提携できることを光栄に思います。この新しい製品により、自動車メーカーおよびティア1サプライヤーは急速に革新し、市場投入までの時間を短縮し、他に類を見ない最先端の車内体験を提供します」

情報提供元: MotorFan
記事名:「 セレンス:AIパワードコネクテッドカープラットフォームでLGと連携