港区には多くの企業が立地し、災害時には帰宅困難者を含め多くの方々が被災者となり、それに応じた電力確保が必要になると想定されるため、エンジンで発電した電気を大容量の駆動用バッテリーに蓄え、必要に応じて外部に給電できる機能を持つ「アウトランダーPHEV」は、さまざまな場面での活用が期待される。
21日に行われた協定締結式で同社の加藤隆雄CEOは、「港区に本社を置く会社として、地域の皆様に貢献できることは大変感慨深い思いです。当社製品が災害時の電源確保に役立ち、自然災害などによる社会不安を和らげ、地域の皆様の安全・安心に寄与できることは三菱自動車の強い願いです」と述べた。
なお、三菱自動車は2022年度までに、全国の自治体と災害時協力協定を締結することを目指している。自然災害に備える意識が全国的に高まるなか、自治体と連携しながら、電動車の理解促進・普及や災害時の支援体制強化に向けた取り組みを推進していく。