さらに、各メディアの報道姿勢も問題だ。今回の件に関しても、
1. 小型で持ち運びが可能だからスペースがない場所でも取り締まりができる。
2. 後日の呼び出しによって検挙するので違反車を駐めるスペースも必要がない。
3. 一人でも取り締まりができるので、人員を削減できる。
と、まさに見たまま聞いたままの警察の自慢話を伝える記事ばかり。実績のあるレーダーや光電管でさえ誤測定の疑いから抜け切れていないというのに、まだまだ未知数の存在といえるレーザーによる速度測定の精度に対する疑問や提言など、他に書くことはないのだろうか。最低でも「速度をまもる」って日本語ですか?と聞いてほしかった、というのは冗談だが、この報道ひとつとっても、まさにこの国のマスコミのレベルの低さを露呈していると言えるのでは?「桜を見る会」には、あれだけ突っ込みを入れているのだから、報道の使命である「社会正義を守る」を、国民にとってもっと身近な問題に対しても実践してほしいものだ。
ちなみに、現時点で愛媛県の一般道に設置されている固定式オービスは、すべて、いずれは撤去される運命にあるHシステム(4カ所)。愛媛県警にとっては、まさに頼もしい味方が現れたといえる。もちろん、1台では縦横無尽の活躍は望めないが、実績が評価されれば、北海道や和歌山県のように追加導入されることは間違いない。とにかく、これでまた、警察庁の「全国配備」という目的の実現に向けて1歩先に進んだというわけだ。次は千葉県、ですかね?