そんな人気モデルのキャプチャーが初代の登場から6年を経て、初のフルモデルチェンジを受けた。基本的にはキープコンセプトだが、各部のクオリティの向上が図られているのは間違いない。
エクステリアは、2018年8月のモスクワ・モーターショーでデビューしたアルカナに似た、シャープかつアグレッシブさを増したものとされた。
ボディカラーは10色がラインナップされる。
ボディサイズは全長4228mm(先代比+93mm)、全幅1797mm(同+17mm)、全高1566mm(同−19mm)、ホイールベース2639mm(同+34mm)で、ロー&ワイド化によってスポーティさを強め、ロング化によって居住性を向上させるという、いわば自動車業界の常套手段に則ったフルモデルチェンジとなっている。
インテリアも質感が大きく向上した一方、鮮やかなカラー使いで先代譲りのポップさも失っていない。
ダッシュボード中央のモニターがスマートフォンやタブレット端末のような縦型とされたのは最近のトレンドだ。
これまでルノーが遅れを取っていたADASに関しては大幅なアップデートが計られ、アダプティブ・クルーズコントロール、サイクリスト検知機能付き衝突軽減ブレーキ、リヤクロストラフィックアラート、パーキングアシストなどを完備するに至った。
エンジンは3種類のガソリンと2種類のディーゼル、そしてプラグインハイブリッドをラインナップする。
TCe100:5速MT
TCe130:6速MT or 7速DCT
TCe155:7速DCT
Blue dCi95:6速MT
Blue dCi115:6速MT or 7速DCT
E-TECH Plug-in hybride
見れば見るほど、サイズもキャラクターも日本にピッタリのコンパクトSUVと言うほかない新型キャプチャー。まだ欧州での販売も始まっていないが、我が国への早期導入に多いに期待したい。