トルクコンバータは車の性能に直接作用するため、小型・軽量化だけでなく、高容量であることも重要な要素であり、構成部品の一つである軸受にも、より高い強度と耐久性が求められている。
スラスト針状ころ軸受は、コンパクトで高荷重かつ高回転で使用できることから、自動車のトランスミッション等に使われ動力損失の低減に貢献している。トルクコンバータ用スラスト針状ころ軸受は偏心条件下(中心がずれた状態)で使用されるため、保持器が繰り返しスラストレース間で挟み込まれる過酷な環境下で使用される。そこで、耐久性を大幅に向上させた高強度保持器を開発し、従来と比べて大幅な保持器強度を達成した。また長寿命化技術(ころに特殊熱処理)を適用することにより転がり疲労寿命でも大幅な長寿命化を実現した。
売上目標 1億円/年
販売先 国内外自動車部品メーカー
製造 宇都宮機器(ジェイテクトグループ会社)