8月26日、ポルシェは9月に発表する予定の新型ピュアEVスポーツモデル「タイカン」のプロトタイプを、ドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)に持ち込みタイムアタックを実施し、7分42秒というラップタイムを記録したことを報じた。

サーキットトラックでも素晴らしいパフォーマンスを証明

 タイムアタック時にステアリングを握ったのは、ポルシェのテストドライバー、ラース・ケルン。彼は同コースを7分42秒でラップした後、次のようにコメントしている。

 「タイカンはレーストラックにおいても素晴らしいパフォーマンスを発揮できることが、世界で最も過酷なサーキットで証明することができました。アタック中、この電動スポーツカーがどれだけ魅力的なのかを繰り返し感じました。とくにケッセルヒェンに代表される高速コーナーでのハンドリング安定性と、アデナウの森のようなタイトセクションでの加速は印象的でした。」

 本サイトでも既報のように、タイカン(プロトタイプ)は先ごろ、イタリア・ナルドのテストコースにおいて、24時間で3425kmを走破している。これに加えてテストドライブの一環として、0-200km/h加速を連続26回実施。いずれも一切のトラブルなくテストを完了し、高水準の耐久性や温度マネジメントが実証されている。

 このたびニュルブルクリンクでのテストドライブにより、サーキットトラックでも優れたパフォーマンスを実証するとともに、高い技術力によって生み出されたモデルであることが証明された。

 タイカンは前後アクスルそれぞれにモーターを搭載し、システム総合で600ps以上を発揮することや、800Vテクノロジーを採用した高性能リチウムイオンバッテリーが搭載されること、0-100km/hを3.5秒以下でこなす加速性能が与えられていることが、すでに明かされている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ポルシェ初のBEVの速さは本物だ!