今回のテストプログラムでは、IFRC の専門家たちは、新型ディフェンダープロトタイプで、起伏の激しい砂漠のなかでも路面の柔らかい砂丘、急な上り坂、険しい斜面、見通しの悪い丘の頂上などをものともせずに走破したそうだ。
さらに、気温が 40 度を超えるなか、ジェベルジェイス・ハイウェイの有名なヘアピンカーブも走りきり、2000m 級の山であっても新型ディフェンダーは快適で確かなハンドリングを提供することを実証した。
特定用途向けランドローバーが、初めてこの地域で移動診療所として活動を開始した 1954 年から、ランドローバーと IFRC は 65 年にわたってグローバル・パートナーシップを続けているという。
ランドローバーは、創設 100 周年を迎える2019年に IFRC とさらなる 3 年間のパートナーシップを締結して、インド、メキシコ、オーストラリアなどで防災・災害対策の取り組みを支援していくそうだ。
IFRC の国際車両&ロジスティクス・チームの責任者である Ilir Caushaj 氏は次のように述べている。
「私たちは、地球上で最も険しい道やたどり着くのが困難な地域で活動しているため、あらゆる備え
が必要です。危機に瀕していて支援の必要な地域、それが世界中の誰であれどこであっても到達
できるランドローバーと、1954 年から長期的な協力関係を築けていることを誇りに思います」
また、ジャガー・ランドローバーのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターである、ニック・ロジャースは次のように述べてる。
「ドバイの砂丘は、ランドローバー史上最もオフロード走破能力に長けたディフェンダーのパフォーマンスを検証するのに最適な場所です。タイヤの全径は最大 815mm あり、接地面積が非常に大きく、そして様々な地形をモニターして最適なトラクションを配分するため、オフロードおよびオンロードで優れた走りを発揮します」
これまで、新型ディフェンダープロトタイプは 120 万 km を超える走行テストを実施しており、ケニアでは野生動物保護に取り組む慈善団体「Tusk 」と 1 週間におよぶテストを 行ったほか、「Goodwood Festival of Speed」ではダイナミック走行も披露したという。
ランドローバーと IFRC は、防災・災害対策の取り組みに向けた新たな 3 年間のグローバル・パートナーシップを締結している。また、ランドローバーは 1954 年以来 IFRC を支援し、創設 100周年を迎える世界最大の人道支援団体と引き続き連携走行テスト動画を公開(URL:https://youtu.be/_9l0DbNgl2g)している。