「ランボルギーニは、一貫して好調です。5年連続の半期売上記録更新は、ランボルギーニのブランド、製品、販売戦略の持続力を裏付けるものです。また、皆さまからご好評いただいているスーパーSUVウルスは、生産開始から丸一年経ち、この新たな局面でさらなる成長拡大を牽引してくれた一方で、スーパースポーツカーもすばらしい結果をもたらしてくれました。これを実現できたのはランボルギーニ・チームのおかげであり、彼らの情熱と献身、高い技術があってこそだと思います。」
CEOがコメントで触れているように、2019年上半期の販売を牽引したのは新型スーパーSUVのウルスで、2693台を記録。一方、スーパースポーツカーの各モデルも大きく貢献し、販売台数全体の40%以上を占めている。 ペルフォルマンテのプロダクション終了と、2019年6月から納車が始まったウラカンEVOの登場があったウラカンは、1211台。そしてランボルギーニのアイコン的存在、V12エンジンを搭載するフラッグシップのアヴェンタドールは、SVJが功を奏して649台と好調を維持した。
ランボルギーニ最大の市場は今期もアメリカで、中国、イギリス、日本、ドイツと続く。最も成長を見せたのはアメリカで1543台(前年同期比で128%増)。続いて、販売台数が2倍以上に伸びたアジア太平洋地域では1184台、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は1826台(前年同期比で67%増)という実績だった。ちなみに、同社では2019年の後半についても、堅調な成長が続くものとみている。
なお、同社はイタリアはサンタアガタ・ボロネーゼ本社におけるウルスの新開発・生産拠点に関する設備投資が終了し、 サンタアガタ・ボロネーゼのウルス用新塗装工場が2019年7月に無事落成を迎えたことを合わせて報告している。