N-BOXとともに軽ワゴンのベストセラーとしてホンダの屋台骨を支えているN-WGNの次期モデルの写真が公開された。圧倒的なユーティリティにはさらに磨きが掛けられ、渋滞追従機能付きACCをはじめとしたフルスペックのホンダセンシングを装備するなど、全方位的な進化を遂げていることがうかがえる。

シンプルだが表情のある「道具感」が好印象

 このほど公開されたのは、N-WGNとN-WGNカスタムのそれぞれのフロントマスクとコクピット、そしてラゲッジスペースの写真だ。




 現行モデルと比べると、往年の名車「ステップバン」の流れを汲む「優れた道具感」が増したように感じられ、見た目の豪華さよりも身の丈に合ったオシャレさを求める現代の顧客層のニーズを的確に捉えているようにも受け取れる。

N-WGN

かつてのステップバンの流れを汲む、プレーンながら表情豊かなN-WGNのフロントマスク。

カジュアルに仕立てられたN-WGNのインテリア。

N-WGN Custom

LEDの利点を最大に活かし、精悍なマスクを与えられたN-WGN Custom。

スポーティさを前面に押し出したN-WGN Customのコクピット。

Honda SENSINGを標準装備

 もうひとつのトピックが、ホンダ・センシングの標準装備だ。新型N-WGNおよびN-WGNカスタムには、下記の機能が盛り込まれている。




●衝突軽減ブレーキ


●誤発進抑制機能


●歩行者事故軽減ステアリング


●先行車発進お知らせ機能


●標識認識機能


●路外逸脱抑制機能


●渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)


●LKAS(車線維持支援システム)


●後方誤発進抑制機能


●オートハイビーム

より利便性を向上させたラゲッジスペース

二段構造になっているのは先代と同じだが、ハッチゲートの開口部を下段の床レベルまで広げることによって、上段に荷物が載っている状態でも下段への出し入れが可能となった。ちなみに上段のボードは、ショッピングカートの標準的な高さである75cmに合わせてある。

上段の床ボードを外した「ローフロアモード」。観葉植物のような高さのあるものを積載するときに有用だ。床ボードは後席の背面にスマートに収納できる。
後席を倒した「ビッグラゲッジモード」。倒した背もたれと床ボードがフラットになるので積みやすい。この状態で下段スペースが使えるのもうれしい。


 今のところ公表されている情報はここまで。正式発表の時期もまだ明らかになっていないが、アンテナを張り続けて待つことにしよう。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 新型ホンダN-WGN(エヌ ワゴン)がついに姿を現した! N-WGN Custom(カスタム)も同時公開