マツダがMazda3から投入を開始するSKYACTIV-Xエンジン。SPCCI燃料という革新的な燃焼技術を使った新エンジンである。これまでない高圧縮比、超希薄燃焼を謳うSKYACTIV-Xエンジン。注目の圧縮比は15.0ということになりそうだ。

 SKYACTIV-XのSPCCI燃焼とは、Spark Controlled Compression Ignition の略で、マツダの造語だ。自動車工学的には、PCCI (Premixed Charge Compression Ignition)=予混合圧縮着火をベースに、SI (Spark Ignition) =火花点火を組み合わせたものである。

 圧縮比は、開発途中では16.0と言われていた。


 現在、ガソリンエンジン搭載の市販車で最も高い圧縮比は、インフィニティQXや日産アルティマに搭載されている。可変圧縮比エンジン、KR20DDT VC-Turboとマツダの欧州仕様CX-3が搭載するSKYACTIV-G2.0の「14.0」である。




 SKYACTIV-Xは、当然、この14.0は超えてくる。


「15.0」でデビューすることになりそうだ。もちろん、熱効率も現在の最高効率41.0%(トヨタが2017年に発表)を超えてくる。何%となるのか、こちらも楽しみである。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 Xのスペックを予想する。SKAYCTIV-Xの圧縮比は「15.0」。ガソリンエンジン量産車最高の圧縮比で最高熱効率か