開発中のEVは、電気を動力とする車としてだけでなく、通信により車が外部と繋がることで、自動運転やAIによる音声サポート、IoT機器との連携などを目指した次世代の車と位置付けられている。EVであることから静粛性が高まったとはいえ、走行中の雑音や多チャンネルのスピーカーを使った大音量の音楽再生など、声による人と車のコミュニケーションを実現するためには、様々な課題をクリアする必要がある。
提携内容は、EV向け、AIフロントエンドの技術提供とサポート。今回の技術提携では、オンキヨーがスマートスピーカーで培ったAI向け音声の取得技術を、車載AIの音声取得に活用することで、車内での音声認識の実現に向けた技術提供と開発サポートを行う。更に、音声取得技術の提携に留まらず、車載スピーカーの供給など同社との協業を多面的に進めることにより、オンキヨーがもつ音に関する技術を活かした販売・利益の拡大を図っていく。