車内にスマホの置き場が無くて困るという人にオススメなのがこのクレイドル。スマートな取り付けができるだけでなく、カーAVメーカーならではのさまざまな機能を備えている。




REPORT&PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)




問い合わせ先:パイオニア


電話:0120-944-111

■カロッツェリア公式サイト

カロッツェリア SDA-SC500……オープン価格

基部の角度調整やアームの長さ調整などによって、多くのクルマに最適な設置が行える。

 車内でスマホを活用する場合、なるべく運転席周りにスマホを置いておきたいもの。カー用品店でもネット通販でも数え切れないほど多くのスマホホルダーが販売されているが、画面が見えやすく、手が届きやすく、ガタツキのないホルダーが理想的だ。




 スマートフォンクレイドル「SDA-SC500」はカーAVブランドのカロッツェリアが今まで培った技術とノウハウを投入して開発したスマホホルダー。実勢価格で6000円以上と高価だが、そのぶん高いクオリティを誇っている。

キレイな化粧箱に納められており高級感たっぷり。必要なものはすべて揃っている。

 パッケージに含まれているのは本体のほか、エアコン吹出し口取り付けアタッチメント、オンダッシュ取り付けアタッチメント、USBチャージャー、USBケーブルで、これらを利用して多くのクルマに最適な装着が行える。

上部の突起部を押すとクリップが開く仕組み。ワンタッチで装着が行える。

 エアコン吹出し口取り付けアタッチメントは、クリップでエアコンルーバー部分に固定するもの。ただし丸型のルーバーやルーバー付近に凹凸がある場合には利用ができない。今回撮影に使用した現行型ヴィッツには対応しなかった。

吸着力の高いゲルタイプの吸盤を備えたアタッチメント。国産車、輸入車を問わず多くのクルマにベストなセッティングが可能だ。

 オンダッシュ取り付けアタッチメントはダッシュボード上に吸着力の高い吸盤によってガッチリとしたスタンドを装着できるもの。上から押さえながらレバーを倒せば固定ができ、前後、左右、角度など各部の調整が行える。

USBチャージャーは同時にモバイル機器などの接続が行える二口タイプを採用。

 USBチャージャーとUSBケーブルを組み合わせてシガーライターソケットに差し込み、本体下部にUSBケーブルの反対側の端子を差し込めば準備完了だ。

スマホを載せると素早く左右のアームが閉じる。アームは最大8.5cmの幅にまで対応。

上部のタッチキーに触れるとアームが開く。レスポンスにも優れている。

 このモデルいちばんの特徴が電動オートホールド。スマホを載せようとすると前面の光学センサーが反応して自動的に左右のアームが閉じる。スマホを取り外す際には本体上面のタッチキーに触れればアームが左右に開く。充電池を内蔵しているためエンジンを切っていても利用が可能だ。また、ワイヤレス充電の「Qi(チー)」にも対応しており、一部のスマホについては急速充電までできる。

使い勝手の良さやデザイン性の高さは、さすがカロッツェリアだ。

 片手でスマホの載せ下ろしができるうえ、薄型のスマホもしっかりと固定。アームの開閉タイミングが合わず、スマホを載せる前にアームが閉まってしまうことも何度かあったが、これは慣れですぐに解決ができるだろう。カーナビアプリを利用する人だけでなく、スマホと連携するカーナビやカーオーディオを使っている人ならばオススメだ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 電動オートホールドが秀逸! カーAVメーカー発のクレイドル カロッツェリア SDA-SC500を試してみた。 【CAR MONO図鑑】