REPORT&PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
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車内でスマホを活用する場合、なるべく運転席周りにスマホを置いておきたいもの。カー用品店でもネット通販でも数え切れないほど多くのスマホホルダーが販売されているが、画面が見えやすく、手が届きやすく、ガタツキのないホルダーが理想的だ。
スマートフォンクレイドル「SDA-SC500」はカーAVブランドのカロッツェリアが今まで培った技術とノウハウを投入して開発したスマホホルダー。実勢価格で6000円以上と高価だが、そのぶん高いクオリティを誇っている。
パッケージに含まれているのは本体のほか、エアコン吹出し口取り付けアタッチメント、オンダッシュ取り付けアタッチメント、USBチャージャー、USBケーブルで、これらを利用して多くのクルマに最適な装着が行える。
エアコン吹出し口取り付けアタッチメントは、クリップでエアコンルーバー部分に固定するもの。ただし丸型のルーバーやルーバー付近に凹凸がある場合には利用ができない。今回撮影に使用した現行型ヴィッツには対応しなかった。
オンダッシュ取り付けアタッチメントはダッシュボード上に吸着力の高い吸盤によってガッチリとしたスタンドを装着できるもの。上から押さえながらレバーを倒せば固定ができ、前後、左右、角度など各部の調整が行える。
USBチャージャーとUSBケーブルを組み合わせてシガーライターソケットに差し込み、本体下部にUSBケーブルの反対側の端子を差し込めば準備完了だ。
このモデルいちばんの特徴が電動オートホールド。スマホを載せようとすると前面の光学センサーが反応して自動的に左右のアームが閉じる。スマホを取り外す際には本体上面のタッチキーに触れればアームが左右に開く。充電池を内蔵しているためエンジンを切っていても利用が可能だ。また、ワイヤレス充電の「Qi(チー)」にも対応しており、一部のスマホについては急速充電までできる。
片手でスマホの載せ下ろしができるうえ、薄型のスマホもしっかりと固定。アームの開閉タイミングが合わず、スマホを載せる前にアームが閉まってしまうことも何度かあったが、これは慣れですぐに解決ができるだろう。カーナビアプリを利用する人だけでなく、スマホと連携するカーナビやカーオーディオを使っている人ならばオススメだ。