ホンダブースでは約20台ほどの展示車両がお披露目される中、加藤社長によるカンファレンスが行われた。販売の推移、業績や計画に関する発表の後、3つの課題として1)利用環境改善と安全運転普及活動、2)二輪市場の活性化、3)次世代モビリティへの対応というホンダの取り組みについても話題がおよぶ。その流れで発表された世界初公開モデルがベンリィエレクトリックとCRエレクトリックだ。
世界的に厳しさを増している排出ガス規制への対応としてハイブリッドモデルや電動モデルについて開発が進む中、宮古島でのレンタルサービスを始めたPCXエレクトリックは年内を目処に首都圏でのシェアリングにもトライをしていくという。そんなPCXエレクトリックに続く電動二輪車の第2弾として、ハードユースにも耐えるよう開発されたビジネスEV・ベンリィエレクトリックのプロトタイプがワールドプレミアとしてお披露目された。
また、モトクロスを想定した電動車両がCRエレクトリックのプロトタイプとなる。今後の開発ではオフロードのみならずオンロードにおいてもスポーツ性能の研究を継続し、将来の市販電動二輪車の開発に応用することを目標としてチャレンジしていくとのこと。