カラーについては、ルミナスホワイト、ブラック、マットブラック、マットディープグレー、アンスラサイトメタリック、マットブルーメタリックの計6色を用意。サイズはS(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63)の5サイズの用意があり、老若男女問わずあらゆるライダーにフィットするだろう。
GT-AirⅡの最大のトピックと言えるのが、専用インカムを取り付けられる点だ。帽体の左下にマウントが設けられていて、SENA製の専用インカム「SRL2」が装着可能。専用設計とあって装着はスムーズで、あたかも帽体と一体化しているかのようにコンパクト。“出っ張り”がない分空力的にも有利で、損傷も防げそうである。
GT-AirⅡは、機能性も従来よりも進化した。まずはインナーサンバイザーのサイズが拡大。従来よりも長さを5mm拡大しており、サンバイザーの下端やアイポートの隙間からの日光の侵入を軽減。また、サンバイザーと鼻との干渉を防ぐため、サンバイザーの鼻の部分は従来よりも5mm短縮。インナーサンバイザーの使い勝手がより向上した。
そして内装にもひと工夫が。GT-AirⅡの内装素材には、汗をかきやすい頬や顎の部分には「HYGRA」素材を採用。吸湿速乾性に優れた素材で、汗によるベタつきを防止。また、被り口に近い部分には、ヘルメット着脱時に肌とのこすれを和らげる起毛生地を採用。ライダーに優しい設計がありがたい。
洗練されたデザインに加えて、仲間とのツーリングにはマストアイテムとなったインカムが専用設計になるなど、先進性もプラスしたGT-AirⅡは、ツーリング用ヘルメットのあらたなベンチマークとなるだろう。