※細かい作業手順や作業方法は車種、製品により異なります。作業は自己責任で行ってください。
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
問い合わせ:パナソニック
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ナビ本体の背面に電源やスピーカー、地デジアンテナ、GPSアンテナ、マイク、ラジオアンテナなどすべての配線を接続。写真を見ての通り、これほど多くの配線が必要となる。走行中に振動で抜けたり、接触不良にならないようにしっかりと接続を確認しておく。
配線類をダッシュボード内部に入れたらナビ本体をAVユニットのスペースに装着する。純正金具の4箇所をネジで留めるだけで固定ができる。このときくれぐれもネジを落とさないように注意すること。ダッシュボード内に落ちたネジを拾うのはかなり困難だ。
ハザードスイッチにコネクターを元通りに接続して、AVユニットスペースまわりのパネルを装着する。クリップが確実に差し込まれていないとガタツキなどが起きるので注意すること。内装のパネル類は外したときと逆の手順で取り付ける。
ディスプレイ取り付け部分の角度を車両に合わせて調整。これを行うことにより画面が地面に対して水平となる。側面から見てディスプレイ取り付け部が水平になる位置で、左右4箇所の角度調整用イモネジを付属の六角レンチを使って締めればいい。
ディスプレイパネルを取り付け部にはめ込み、上部2箇所を付属のネジで固定する。これをしっかりと締めておかないと走行中にガタツキが発生するので確実な作業が必要だ。なおパネルの背面には端子が装備されているので触れないようにする。
ネジを隠すための目隠しカバーを取り付ける。上からはめ込むだけだが、カバーの突起と取り付け部の穴が合うように確認。DYNABIGスイングディスプレイは前後角度調整、左右角度調整、上下スライド調整ができるので、すべての動きがスムーズであることをチェック。
イグニッションキーをアクセサリー位置に入れるとカーナビが起動するので情報メニューから、GPS情報を確認。周囲が開けている場所でも電波受信ができていない場合はもう一度配線を見直したり、GPSアンテナの設置場所を変更しなくてはいけない。
情報メニューから車両信号情報を確認する。画面を見ればパーキングブレーキ、リバース、スモールランプなどの接続状況がわかり、それぞれの機器を操作すると画面表示が切り替わる。車速パルスや学習レベルは走行をすると表示が変化する。
実際に走行をして自車位置表示が正確であることを確認する。自車位置マークの動きが正常でない場合には車速信号の配線を見直す必要があるだろう。ただし取り付けの直後はナビの学習機能が進んでいないので多少表示位置のズレが発生することはある。
AVソースから地デジを選択して初期設定を行う。スキャン機能を利用すれば自動的に受信できる放送局のリストを作成してくれる。データ放送受信用に郵便番号の入力も必要だ。地デジの受信感度が極端に悪い場合にはアンテナ配線の見直しを行うこと。
ナビ機能の設定を行う。設定メニューやストラーダチューンなどから、地図表示、案内、ルート探索などの設定を自分好みにセッティング。もちろん後から何度でも変更は可能だ。写真のように項目にタッチするだけの直感的操作で、機械が苦手な人でも安心。
今回の作業は慣れている人であれば2~3時間程度。初めてでも半日程度で行えるだろう。作業をスムーズに進めるコツは取り付けを行うクルマについての情報(パネルの外し方、配線の接続先など)をインターネットや新車ディーラー、カーナビを購入したショップなどから、できるだけ多く集めておくこと。また、ハーネスや変換アダプター、取り付けキットなど必要なパーツを不足無く揃えておくことだ。しっかりと準備をして作業を楽しむ気持ちでチャレンジしてほしい。