マクラーレンの中核を成す「スーパーシリーズ」の第二世代、「720S」のスパイダーが日本に上陸を果たした。0-100km加速に要する時間はわずかに2.9秒、最高速度は341km/hと、オープンモデルでありながら運動パフォーマンスはクーペとまったく同等で、なおかつ開閉に要する時間はスーパーカー最速の11秒という最先端の電動トップを備えている。価格は3788万円だ。

 2018年に世界で4806代を販売し、前年比43.9%増の高セールスを記録したマクラーレン。ここ日本でも222台を販売し、前年比44%増で、世界で4番目のマーケットとなっている。




 この日本市場に、早くも720Sスパイダーが上陸した。まずはその超絶パフォーマンスを確認しておこう。




0-100km/h加速:2.9秒


0-200km/h加速:7.9秒


0-300km/h加速:22.4秒


0-400m:10.4秒


最高速度(ルーフクローズ時):341km/h


最高速度(ルーフオープン時):325km/h


200-0km/hブレーキ時間/距離:4.6秒/118m


100-0km/hブレーキ時間/距離:2.8秒/30.3m

プレゼンテーションを行ったのは、マクラーレン・オートモーティブ・アジアの日本支社代表を務める正本嘉宏氏。

 まさにスーパースポーツとして文句の付けようのない超絶パフォーマンスを誇るが、そこに加えてスパイダーには最先端の電動ハードトップが備わる。開閉に要する時間は僅かに11秒で、時速50km/hまでなら走行中にも開閉可能だ。




 そしてルーフパネルは透明から半透明まで、濃さをかえられるエレクトロミック・グラスを採用。インテリアに射し込む陽の光の量を調整することができるのだ。




 さらにはリヤスポイラーには、電動ハードトップの位置に応じて作動することで最適なエアロダイナミクスを得るという工夫も盛り込まれている。




 価格はクーペの3338万3000円にたいして450万5000円高となる3788万8000円だ。

ブレーキはカーボン・セラミック製で、アルミニウム製キャリパーと組み合わされ、強烈なストッピングパワーを発揮する。
エキゾーストエンドはリヤテールランプの間から覗く。バンパーの下には巨大なディフューザーがマウントされる。


マクラーレン720S スパイダー


全長×全幅×全高:4543×1930×1196mm ホイールベース:2670mm エンジン形式:V型気筒DOHCツインターボ 排気量:4.0L 最高出力:537kW(720ps)/7500rpm 最大トルク:770Nm/5500-6500rpm トランスミッション:7速DCT ガソリンタンク容量:51L サスペンション形式:ダブルウィッシュボーン フロントタイヤサイズ:245/35R19 リヤタイヤサイズ:305/30R20 ブレーキ:カーボンセラミック製ベンチレーテッドディスク(フロント:380 mm リヤ380mm)車両価格:3788万8000円
情報提供元: MotorFan
記事名:「 0-100km/h加速2.9秒! マクラーレン720Sスパイダーが日本上陸〈McLaren 720S Spyder〉