2018年の警察によるスピード違反取締動向は、可搬式移動オービスの話題でもちきりだった。が、固定式オービスだって確実に進化を遂げ、各地で新規オービスがその姿を現している。事実、昨年の6機に比べて10機と、撤去がメインだったここ数年の間では、新規オービス設置の最高数をマークしているのだ!

新規オービスはすべて東京航空計器(株)製!  独占状態は当分続く?

 固定式オービスに関する、今年1番の話題は、なんと言っても、大阪府に突然、現れた、2機の「レーザー式固定オービス」。片やL型の筐体にレーザースキャンユニットを押し込んだLiと、撮影端末はLHを流用し、路肩にレーザースキャンユニットを独立設置したLiH。設置から半年経った今でも、レーザー式固定オービスはこの2機のみ。国道と高速道路へのオービス設置は国(警察庁)の管轄だけに、たぶん、警察庁の指示で試験運用(実際に検挙されているかどうかは不明)されているのでは? というのが大方の見方だ。




 ちなみに、他の新規固定式オービスは新L型が2機、LHが6機。大阪のレーザー式を含め、すべて東京航空計器製となり、独占状態になっているが、現在、埼玉県と岐阜市のみに設置されている、センシス・ガスト社製の「センシスSSS」が、今後シェアを伸ばしてくれば、新規設置スピードはさらにアップするだろう。




 警察のオービスによる速度取り締まり方針の見直しが始まってから、来年はすでに4年目。地域的な事情で、設置されている全71機(高速道路の1機を除く)が撤去対象となっているHシステムという北海道全土の整備がどう行われるのか興味津々だ。

☆新規オービスDATA


・岩手県


東北自動車堂484.5KP(上り/L)




・栃木県


国道4号線(黒磯バイパス)那須塩原市豊浦(下り/LH)


国道4号線(黒磯バイパス)那須塩原市豊浦(上り/LH)




・長野県


国道19号線木曽郡木曽町日義(南行き/LH)


国道19号線木曽郡南木曽町田立(北行き/LH)




・静岡県


新東名高速道路140.7KP(上り/LH)




・愛知県


国道19号線春日井市紙屋町(名古屋方面行き/LH)




・大阪府


国道26号線(第2阪和国道)阪南市桃の木台(上り/Li)


国道423号線豊中市上新田(北行き/LiH)




・福岡県


九州自動車道115.4KP(下り/L)




※L:ループコイル式 LH:LHシステム Li:レーザー式L型 LiH:レーザー式Hシステム

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情報提供元: MotorFan
記事名:「 2018年の新規速度自動取締装置、オービスは10機! 2019年はレーザー式オービスの速度違反取締動向に注目だ!【交通取締情報】