さらに、後輪スリップ抑制に対する制御介入量が9段階で任意に選択できることに加え、従来モデルではHSTCが一括制御していた領域である後輪スリップの抑制と、ウイリーの抑制をそれぞれ独立した制御へと変更。「ウイリーコントロール」として制御介入量を3段階で任意に選択可能にし、よりライダーの好みに応じたHSTCの設定変更を実現している。
また、スロットルグリップ開度をセンサーで検出し、スロットルバイワイヤ(TBW)モーターに駆動信号を送ることでスロットルバルブを制御する「スロットルバイワイヤシステム」では、TBWモーターの駆動スピードを上げ、スロットル戻し時の応答性を高めたほか、スロットル操作に対する出力特性を5段階で任意に選択できる「パワーセレクター」において、全てのギヤでピーク出力まで引き出せる「レベル1」の出力特性設定を変更し、よりトルクフルな加速を実現している。
スーパースポーツモデル専用ABSでは、スポーツライディング時における高速度領域でのブレーキコントロール性をより考慮した制御設定に変更している。
カラーリングはストライプデザインを一部変更し、よりスポーティで精悍なイメージを強調。カラーバリエーションは、CBR1000RRに「グランプリレッド」、「マットバリスティックブラックメタリック」の2色、CBR1000RR SPにはトリコロールイメージの「グランプリレッド」1色を設定している。
■販売計画台数(国内・年間)……シリーズ合計 250台
■メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
・CBR1000RR(マットバリスティックブラックメタリック)……2,046,600円(消費税抜き本体価格 1,895,000円)
・CBR1000RR(グランプリレッド)……2,079,000円(消費税抜き本体価格 1,925,000円)
・CBR1000RR SP(グランプリレッド)……2,494,800円(消費税抜き本体価格 2,310,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
通称名 CBR1000RR <CBR1000RR SP>
車名・型式 ホンダ・2BL-SC77
全長×全幅×全高(mm) 2,065×720×1,125
軸距(mm) 1,405
最低地上高(mm)★ 130
シート高(mm)★ 820
車両重量(kg) 196 <195>
乗車定員(人) 2 <1>
燃料消費率※1(km/L)国土交通省届出値
定地燃費値※2(km/h) 25.0(60) <25.0(60)>
WMTCモード値★(クラス)※3 17.7(クラス3-2)
最小回転半径(m) 3.2
エンジン型式・種類 SC77E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 直列4気筒
総排気量(cm3) 999
内径×行程(mm) 76.0×55.1
圧縮比★ 13.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 141[192]/13,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 114[11.6]/11,000
燃料供給装置形式 電子式・電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)
使用燃料種類 無鉛プレミアムガソリン
始動方式★ セルフ式
点火装置形式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式★ 圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 16
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1 速 2.285
2 速 1.777
3 速 1.500
4 速 1.333
5 速 1.214
6 速 1.137
減速比(1次★/2次) 1.717/2.687
キャスター角(度)★/トレール量(mm)★ 23°20´/96
タイヤ 前 120/70ZR17M/C(58W) 後 190/50ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式 前 油圧式ダブルディスク 後 油圧式ディスク
懸架方式 前 テレスコピック式(倒立サス/ビッグ・ピストン・フロントフォーク) <テレスコピック式(倒立サス/NIX30 Smart EC)>
後 スイングアーム式(ユニットプロリンク/バランス・フリー・リアクッション) <スイングアーム式(ユニットプロリンク/TTX36 Smart EC)>
フレーム形式 ダイヤモンド
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
• ※1燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
• ※2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
• ※3WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます