1996年から2003年まで日本のレースに参戦していたトム・コロネル選手が、鈴鹿サーキットで開催のWTCR世界ツーリングカーカップ第9ラウンド『JVCケンウッド・レース・オブ・ジャパン』(2018年10月26日~27日)に、ブーツェン・ジオニン・レーシングよりホンダ・シビックTCRで出場。鈴鹿サーキットでのコロネル選手のレースは2014年に開催されたWTCC以来とあって、鈴鹿サーキットは歓迎ムードに包まれた。

大勢のファンが集まりコロネル選手はもちろんチームスタッフも大喜び。

コロネル選手は1996年~97年にトムスより全日本F3選手権に参戦し、97年にシリーズチャンピオンを獲得。1998年~99年にはNakajima Racingよりフォーミュラ・ニッポンに参戦して99年にシリーズチャンピオンを獲得。また、同チームより98年~99年に全日本GT選手権に参戦。2003年にはチーム無限と童夢レーシングより全日本GT選手権に参戦した。


アグレッシブかつ強いドライビングにより多くのファンを魅了した。さらに、サーキットに訪れるファンに対しても常にフレンドリーに接する姿勢から、今でも彼の動向を追いかけているファンは多い。




トム・コロネル選手自身も「5年間暮らした日本、そして鈴鹿サーキットは私の第2のホーム」「4年ぶりに鈴鹿サーキットでのレースに帰ってきた。鈴鹿は私のラッキーサーキット。2018年は何が起こるかな?」とツイッターで語っているように、今回の日本でのレースを非常に楽しみにしている様子だ。

コロネル選手のマシン『HONDA CIVIC TCR』。

そんなコロネル選手の久々のお目見えとあって、10月27日(土)の鈴鹿サーキット、特にピットウォークではトム・コロネル選手の前に誰よりも多くのファンがサインを求める行列ができた。我々メディアの面々に対しても、「おお! 久しぶりだね! もちろん覚えてるよ!」と笑顔で接してくれるのだ。


当時からトム・コロネルのレースを撮影している佐藤正勝カメラマンとも記念撮影。


「僕のところに昔サーキットで会っていた仲間がたくさん来て懐かしい話をしてくれるけど、みんな太ってしまって、髪の毛が真っ白になってるんだよ!」とコロネル選手は笑うが、そういうコロネル選手こそ頭は白髪だらけだったとお伝えしたい。




27日に行われたレース1は17位と残念な結果となっているが、明日、10月28日(日)も11:00からレース2、12:30からレース3の2レースが行われる。2013年WTCC鈴鹿戦では優勝しているだけに、リベンジが期待される。




(文・写真:Fumio Watanabe)

情報提供元: MotorFan
記事名:「 お帰りトム・コロネル! WTCR2018鈴鹿ラウンドはコロネル歓迎ムードに包まれる!