48Vの電気出力を備えるボルグワーナーの革新的なORCタービンエキスパンダーは、内燃自動車に最適なだけでなく、今後5〜10年の間にトレンドとなることが見込まれるマイルドハイブリッド商用車もサポートする。オイル不使用のベアリングシステムと航空宇宙から着想を得たタービンは、クラス最高の効率性を実現。ボルグワーナーのエバポレータは、卓越した設計・製造プロセスによって、耐久性と高性能のバランスを実現している。排気バイパス弁は、排気管の排気システムから廃熱回収システムに入る熱量を制御する有益な方法だが、エンジンが高負荷の時には、排気管のエバポレータを迂回させることが必要になることがある。ボルグワーナーの排気バイパス弁は、排出ガスの比例流量制御を行い、低背圧を確保することでエンジン性能の最大化を図る。ORC廃熱回収システムによって、クリーンで高効率な推進システムを提供するグローバルなリーディングカンパニーとしてのボルグワーナーの地位が向上する。
ボルグワーナーのエミッションおよびサーマルシステムズの社長兼事業本部長のジョー・ファドゥール氏(Joe Fadool)は、「当社は常に、効率的なモビリティにおける最新技術を推進していくことを目指しています。廃熱を利用可能な電気エネルギーに変換することで、お客様をサポートすると同時に、環境を保護します」と述べている。