運転中に窓が下がらなくなったとか、トランスミッションのリンケージが外れたとか、撮影場所で突然エンジンが不動になったとか、ある意味記憶に残るクルマはあったが(この3台はすべてラテン車のユーズド。あえて名前は伏せる)、動力性能で記憶に残るクルマの最初の1台はスカイラインGT-R。いわゆるR34で、ちょっとオーバースピードかなあなんて思いながら高速コーナーに入ってもクイッと曲がっていく。おおースゲー!と、そのスーパーHICASのハイテクぶりにびっくりした。
同じようにコーナーでの挙動がびくともしない安定感を披露し、スムーズに湧き上がっていくパワーがめちゃくちゃ運転しやすくて気持ちよかったのが、BMW M3(E34型)に5ℓのV8を突っ込んだコンプリートカーのハルトゲHM350M。とてつもなく欲しくなったがお値段が1800万円超では……ねえ。