コンパクトでスタイリッシュなクロスオーバーSUV。そのなかでもスバルXVとトヨタC-HRは、スタイルも走りも高評価で人気も高い。ここでは、そのラゲッジスペースを比較してみよう。せっかくなので、後席の居住性も見てみることにする。

トヨタ C-HR

 スバルXVはSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)、トヨタC-HRは、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)というともに新世代の技術基盤の上に開発されたクロスオーバーSUVだ。しかも、どちらも新世代技術基盤の第二弾モデルというのも共通している。


 それでは、まずは、全体のサイズから見ていこう。

スバルXV 2.0i-S Eye-Sight 全長×全幅×全高:4465×1800×1595mm ホイールベース:2670mm ミラーtoミラー:2030mm

ホイールベースは2670mmでC-HRより30mm長い。その目利とは室内や前後長にゆとりとして現れている。全高はルーフレール非装着では1550mmとなり、機械式立体駐車場にも対応。

スバルXV 2.0i-S Eye-Sight


全長×全幅×全高:4465×1800×1595mm


ホイールベース:2670mm


室内長×室内幅×室内高:2085×1520×1200mm


ミラーtoミラー:2030mm


価格:267万8400円

トヨタ C-HR G 全長×全幅×全高:4360×1795×1550mm ホイールベース:2640mm ミラーtoミラー:2030mm

空力特性を追求したクーペのようなフォルム。低重心設計で外観からの想像以上に室内高も確保している。全高はハイブリッド車は1550mmだが、4WDのターボ車は1565mmとなる。

トヨタ C-HR G


全長×全幅×全高:4360×1795×1550mm


ホイールベース:2640mm


室内長×室内幅×室内高:1800×1455×1210mm


ミラーtoミラー:2030mm


価格:290万5200円

ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

スバルXV 2.0i-S Eye-Sight 室内長×室内幅×室内高:2085×1520×1200mm

左右対称のシンプルなデザインは、初めて乗った人でも直感的に操作しやすい。視界性能の良さもスバルの伝統に則って抜群だ。加飾類は1.6ℓ車と2.0ℓ車で差別化されているが、オートエアコンやアイサイトは全車に標準装備。

リヤシート高:620mm 後席は膝前に約210mm、頭上に約70mmの余裕がある。見晴らしも良好。
フロントシート高:570〜630mm 2.0ℓ車はオレンジステッチが入った専用のトリコットコンビシートを採用。カジュアルな印象だが、腰回りのサイドサポートもしっかりしている。


トヨタ C-HR G 室内長×室内幅×室内高:1800×1455×1210mm

XVとは対照的に曲線を多用した有機的なデザインを採用。本革巻きステアリングやシフトノブが全車で標準。質感は高い。レーダークルーズコントロールを含むToyota Safety Sense Pも全車に標準装備する。

リヤシート高:560mm 後席空間のクリアランスは膝前が約190mm、頭上が約30mmとXVよりは狭いが、外観から想像される以上のゆとりを備えている。
フロントシート高:570〜610mm 撮影車はオプションの本革シートを装着。シートヒーターやランバーサポートは「G」系に標準装備だ。


スバルXV 2.0i-S Eye-Sight

通常時 奥行き:810mm 高さ:760mm

後席格納時 最大奥行き:1740mm 最小幅:1060mm

荷室開口高:770mm


通常時でも充分に広い奥行きと高さを備え、フロア手前側の最大幅は1340mmと広い。6対4分割可倒式の後席格納は、シート肩口のレバーで操作するが、腕を伸ばせば荷室側からでも手が届く。

トヨタ C-HR G

通常時 奥行き:770mm 高さ:675mm

後席格納時 最大奥行き:1660mm 最小幅:950mm

荷室開口高:790mm


幅、奥行き、高さ、すべての面でXVには及ばない。フロア手前側の最大幅も約1100mmと平凡だ。トノカバーの位置だと高さも約370mmと限定される。後席は6対4分割可倒式を採用。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 スバルXVとトヨタC-HR。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席シートは?