輸出を主眼に置いていたモデルでもあったため、大陸横断の疲れを少しでも和らげようと、アクセルを踏まずして走れる装備が欲しかったのでしょうか?日本ではそれほど高速道路も整備されていた状態でもなかったですからね。
機構的にはとても単純で、センターコンソールにあるレバーがワイヤーでキャブレターのスロットル系に直結しており、そのレバーを引くとアクセルを踏んでいるのと同じ状態になり、固定されるという物。
「いゃ〜よく考えましたね!」と言いたいところですが、もしもの時にブレーキを踏んでも、その手元のレバーのアクセルは戻りませんから(アナログですからね)、かなりの恐怖というか危険です。
手でレバーを戻してからブレーキを踏む、危険な感じがしてきたら手元のレバーを戻して足でアクセルを踏むという行動が必要なオートクルーズです。
アクセルが戻らないでブレーキを踏んでも、経験した人のある人なら分かるかと思いますが、全く止まりません!!と言うことで次のモデルからはこのアナログ・オートクルーズは姿を消してしまいましたが、そのチャレンジング精神はやはり見事!!先人たちの考えることはやっぱりスゴイ!それを商品にしちゃうのもスゴイ時代ですね♪