また、2015年からドゥカティのラインナップに加わった「スクランブラー」シリーズには、空冷のL型2気筒デスモドロミックエンジンを搭載するスクランブラー1100が新たに登場し、大阪モーターサイクルショーで展示された。好調なセールスを記録している800や400に続く新たなスクランブラーの登場ということもあって注目を集めるが、排気量が上がりパワーも増大したこともあり、このスクランブラー1100では電子デバイスも充実。電子スロットルや走行シーンに合わせてエンジン出力を変えることができるモードセレクト機能、さらにはコーナリングABS、トラクションコントロールを装備し、安全性と快適性を追求している。なお、クラッチはスリッパークラッチ機構を備えているため、急激なシフトダウンやシフトミスによりリアタイヤをロックさせるようなこともない。新型パニガーレV4とは対極的なデザインとなるスクランブラー1100だが、今年のドゥカティブースのツートップとして、来場者の注目を集めていたのだ。