デンソーは、この度、クラウド技術やオープンソース等の次世代ソフトウェア開発技術を強みとしているクリエーションラインに出資した。



自動車業界は100年に一度のパラダイムシフトを迎えており、他業界からの新規参入や開発スピードの加速により競争が激化している。このような環境下でこれからのモビリティ社会を牽引するには、従来の自動車部品の開発で培った技術と知見のみならず、世界中から先進的なソフトウェア技術を積極的に導入し、スピード感をもってイノベーションを生み出すことが不可欠だ。




クリエーションライン社は、日本ではまだ少ない、オープンソースおよびアジャイル開発手法*1を用いた技術開発を得意とし、多くの導入実績を誇る会社として注目されている。デンソーは今回の出資を通じて、先進的で、今後さらに急成長が期待される技術に取り組むクリエーションライン社のIT人材をコネクティッド関連事業に活用する。さらに、クリエーションライン社が主催・共催する様々なオープンソースコミュニティー*2への参画を通じ、今後の事業展開に必要な、グローバルに通用するソフトウェア志向の開発体制を強化する。




*1 要件定義、設計、実装、テストなどの全工程を順番に行なうのではなく、必要最低限の機能を持つソフトウェアの完成を目指すことで、各工程を迅速に進める開発手法




*2オープンソースソフトウェア(OSS)の開発や改善、情報交換などを主な目的とする、有志によって組織された団体

情報提供元: MotorFan
記事名:「 デンソー:コネクティッド関連事業への取り組み強化のためクリエーションライン社に出資