トヨタは、2016年8月5日に全国ハイヤー・タクシー連合会との協業の覚書を締結し、その後、東京エリアで通信型ドライブレコーダーを活用した実証実験を開始するなど、タクシー業界全体の活性化・効率化を図る研究開発、サービス開発を模索してきた。
また、JapanTaxiは、タクシーをご利用になる顧客に、より安心で便利なタクシーの使い方を提案するため、タクシー配車アプリ「全国タクシー」を開発、2011年より提供しており、現在、「全国タクシー」は約400万ダウンロード、車両登録数は全国のタクシー車両の約4分の1となる約6万台と、タクシー配車アプリとして国内トップシェアとなっている。
今回両社は、タクシーを利用する客、タクシー事業者双方にとってより良いサービスを提供すべく、トヨタがモビリティの管理・利用・分析などさまざまな機能を包括的に備えたプラットフォームとして構築中の「モビリティサービスプラットフォーム」と、JapanTaxiが顧客の乗車体験を高めタクシー事業者のデジタライゼーションを進めるためにソフト・ハード両面から統合的に構築しているプラットフォームとの連携を、より一層強化していく。
具体的には、タクシー向けコネクテッド端末、配車支援システムの共同開発、ビッグデータ収集といった分野での協力、協業を検討していく予定である。