旋回においても前輪のスリップ角がつき気味で、アクセルを開けてリヤが滑り出すとESCあるいはフロント駆動で姿勢を立て直す。センターデフ式のように、トラクションも使ってハンドルを切った方向に前からも引っ張っていくという感じではない。
コーナーに進入してリヤが横滑りすると、まず制御で姿勢を作り、そこからアクセルコントロールしようとドライバーがペダルを踏むと前輪が掻いて姿勢を立て直す。つまり、クルマが暴れたと思ったらさらにアクセルを踏めばいいという特性を持つのが日産GT-RのAWDである。
日産GT-RAWDといっても、方式によって走りは違う。その1マツダ・アテンザ i-ACTIV AWD編
車両重量:1770kg
前後重量配分:55:45(前軸970kg/後軸800kg)
前後トルク配分:0:100〜50:50
試乗車タイヤ:ダンロップ GRASPIC DSX(前255/40R20 後285/35R20)
タイヤ指定空気圧:前後200kPa