さすがに急なカーブやアップダウンのある見通しの悪いカーブではハンドル操作が必要。その際はクルマからドライバーへ操作の主導権を渡すことになるが、メーターなどに表示は出ない。もっともハンドルを握っていれば、かかっていたテンションが抜けたことを手から感じられるのであまり問題はない。ちなみにレーントレーシングアシストはハンドルを握っていないと6秒で機能が切れ、再びハンドルを握ることでもう一度作動するようになっている。
車間距離を保って追従走行する機能「レーダークルーズコントロール」も装備されているので、もはやドライバーはブレーキもアクセルも踏む必要がない。ただ、ステアリングを握っているだけで、交通の流れに沿って高速道路を悠々と走ることができた。
高速道路でたびたび起きがちな渋滞による相次ぐ事故も、この機能を使えばかなり緩和できることだろう。自動運転に付随する様々な技術の進歩をひしひしと肌で感じられる試乗だった。
【SPEC】
トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」
エグゼクティブラウンジ
総排気量:2493cc / 3456cc
サイズ:全長4935×全幅1850×全高1950㎜
価格:335万4480円~750万8160円
問い合わせ先/トヨタ自動車 お客様相談センター
TEL:0800-700-7700