トヨタ86とスバルBRZが発売されたのが2012年。開発期間を含めて10周年記念ということで、トヨタ86オーナーのゴリ奥野氏(オフ会ジャーナリスト)が発起人となり、東京オートサロンのステージでイベントが実施されました。

(登壇待ちに撮影したためお見苦しい写真で申し訳ありません)

「86&BRZ WORLD AWARD in TOKYO AUTO SALON」。


AWARD、つまり表彰が行われたのですが、その主体がとてもユニークでした。


なんとトヨタ86&スバルBRZのユーザーが、開発開始時期からプロジェクトに関わってこられたトヨタのエンジニアである多田哲哉氏と、スバルの佐藤公彦氏を表彰したのです。




「86とBRZのおかげで全国に仲間ができ、東京オートサロン等の機会に集うことができ、また、各地で開催されるオフ会やイベントなどで皆さんに会うことができました。また、カスタマイズパーツもたくさん開発・発売され、カスタムのカルチャーも大変盛り上がりましたし、私たちユーザーは本当に楽しませていただきました。86&BRZには、感謝しかありません」と主宰の奥野氏は、今回のアワードの意義を語ってくれました。

(登壇待ちに撮影したためお見苦しい写真で申し訳ありません)

奥野氏とともにプレゼンターとして登壇したユーザーのなかには、北海道からわざわざ来場してくれたBRZオーナーや、86がきっかけで結婚したオーナーも。まさに、86&BRZがあったからこそここ東京オートサロンで集い、思い出を共有することができました。




「86はたくさんの賞をいただいてきましたが、ユーザーから表彰していただくなんて今回が初めてです。本当にうれしいですね。次のクルマの開発の励みになります」と多田CE。




「開発当初はトヨタさんとの調整でいろいろな困難に遭うこともありましたが、頑張って乗り越えてきました。そんな苦労を皆さんにねぎらっていただいた気持ちです」と佐藤公彦氏。




クルマとしてのハードの素晴らしさはもちろんですが、いかに86&BRZを使って楽しむのか、ユーザーがいかに繋がれるのかということを追求し、ユーザーもそれを楽しむためのソフト面での盛り上がりが、86&BRZが築いてきた歴史の特徴と言えるでしょう。


今回はアワードという場で86&BRZが生まれてから刻んできた日々を思い起こしながら、自動車メーカーとユーザーの気持ちがまさに一つとなることができた瞬間だったように思います。




今回のイベントは、三栄書房ハイパーレブ編集部が後援・協力という形で実施しましたが、同時に交通タイムス社のXaCar 86&BRZマガジン様も今回の趣旨に同意し、共に手を組んでイベントをバックアップさせていただきました。今回のイベントに賛同してくれた大野田編集長には、心より敬意を表したいと思います。


(写真・文 三栄書房ハイパーレブ編集長 渡辺文緒)

情報提供元: MotorFan
記事名:「 【編集長コラム】トヨタ86&スバルBRZのオーナーが開発担当者を表彰する?【東京オートサロン2018】