ルノーSYMBIOZコンセプトカーには未来のクルマのすべてが詰め込まれている。電気駆動システム、VRなどを革新的な車内のエンターテインメントシステム、そして状況に応じてさまざまに変化するインテリア。なかでもやはり突出しているのが、目的地を入力するだけでドライバーが何もしなくても運転し到着する自動運転:SAEの基準でいう、自動運転レベル4(高度自動運転)だ。これは特定条件下でシステムが加速・操舵・制動などの操作をすべて行なうレベルだ。これを達成するためにはさまざまなセンサーやレーダー技術が投入されている。
しかし、自動運転への道はそう簡単ではない。ここで登場するのがIAVだ。IAV自動運転プロジェクトマネージャーのMichael Sachse氏は
「IAVは高度自動運転で業界トップクラスの技術を誇る。ルノーと我々は共通の自動運転のビジョンを持っている。ルノーと協力して、われわれはSYMBIOZコンセプトカーにも搭載されているレベル4相当のシステムを作り上げた」
とコメントした。
「自動運転技術の確立にはさまざま分野の協力が不可欠だ」
とSYMBIOZプロジェクトディレクターMathieu Lips氏はコメントした。20年近くも技術パートナーとして開発を進めてきたIAVとルノーの自動運転技術は着々と進化している。