--貴社が「学生フォーミュラ大会」に協賛した理由は?
岩田 日本のものづくりを底上げするという学生フォーミュラの趣旨に賛同し、第2回大会の際に初めて協賛しました。
これまでは市販品を各チームに使っていただいていましたが、専用品を開発したのは今回の早稲田大学のマシンに搭載されているものが初めてです。なお、ブースを出展するのは今回で2回目です。
こういった活動をしなければ、日本のものづくり産業は疲弊してしまうでしょう。また、他のレースと同じく、我々もチャレンジャーでありたいという想いを持っています。
学生フォーミュラならではという点では、学生からは斜め上の質問をされることがあり、得るものが多いというメリットがありますので、学生たちと直にコミュニケーションを取ることで、当社の技術力を深めていきたいと思います。
そして、クルマが好きな学生は多いのですが、その中でショックアブソーバーのことを知らない人が意外に多いので、ショックアブソーバーのことをもっとよく知っていただきたいとも考えています。
--貴社が考える、採用したい人材像とは?
岩田 まず、ものづくりが好きでいてほしい、というのが第一ですね。そして、チャレンジ精神があり、かつチームで行動できることが重要です。開発は必ずチームで行うものですから、学生フォーミュラに限らず、チームで何かに取り組んでいる人に、大きな魅力を感じますね。