製造現場において製品や部品単体への“IDコード”の付与が急速に拡大するなか、あらゆるモノ(部品、機械)をIoT化し設備や生産ラインの制御を進化させることで、多様な消費者ニーズに応えるフレキシブルなオートメーションを実現する。そして、コードリーダーで読み取ったさまざまなモノの情報を、IoTサービス基盤「i-BELT」に接続する等、“ i-Automation! ” を実現する鍵となるモノづくり現場の「intelligent(知能化)」を顧客企業各社と加速し、社会全体に“モノの情報”を流通させることで、“モノの安心安全”を享受できる世界の実現を目指す。
i-Automation!とは、オムロンが現在、製造業のモノづくり現場を革新するコンセプトとして掲げているものだ。次の3つの“ i ”からなるオートメーションの進化によって製造現場の生産性を飛躍的に高め、付加価値の高いモノづくりの実現を目指している。
「Integrated(制御進化)」は、これまで熟練工に頼っていた匠の技を、誰もが簡単に実現できるよう、オートメーション技術を進化させる。
「intelligent(知能化)」は、幅広い制御機器とAIを活用し、機械が自ら学習して状態を保全するなど、進化し続ける装置や生産ラインを実現する。
「interactive(人と機械の新しい協調)」は、同じワークスペースで人と機械が共に働き、機械が人の動きや考えを理解しアシストするなど、人と機械の新しい協調関係を提供する。