レースを戦うためには快適性を犠牲にしてでもタイムを追求します。でも皆さんのクルマは通勤やデート、旅行などでも使うのだから、同乗者にもなるべく快適に愛車に乗ってもらいたいですよね。
市販車はメーカーが莫大なお金と時間をかけて作っているだけに性能と快適性はとてもバランスがいいのです! そのレーダーグラフを崩さずにチューニングやカスタムを楽しむのが理想だと私は考えます。そこで私のチューニング&カスタマイズ理論は「オシャレもチューニングも足元から!」です。もっともコストを抑えられて、失敗も遠回りもナシ! 私が良くやるのが、クルマを買ったら何もいじらずにまずタイヤを変える。すると面白いほど走りが変わります。そして次に必要になってくるモノが見えてくる。ブレーキ、車高調、シート、メーターやウィングといった具合です。
そこからデザイン、性能、そして値段を考えていくと迷いも少なく、“いいチョイス”が見えてくると思います。
それと見た目はファッションと同じ! まずは簡単に色紙を組み合わせて色のバランスを想像したり、予算に余裕があればCGなどグラフィックで一度出来を見てみると、これも失敗を防ぎ、余計な出費を避けることができると思います。インテリアや洋服のコーディネイトと一緒ですね。そう考えるとカスタムは女性の方が強いかも! 是非奥様や彼女、娘さんと一緒に考えてみては? みんなで考えればより一層楽しいカーライフになると思いますよ♪
100人100台100様のカスタマイズ。
外装でも内装でもシートカバーでも、ぜひ自分なりのカスタマイズにチャレンジしてほしいと思います!
(レーシングドライバー&モデル 塚本奈々美)