JR東日本は、交流蓄電池電車「ACCUM」EV-801系の営業運転を3月4日より男鹿線で開始した。



運転開始を記念して男鹿駅において出発式を開催した。

式典では、渡辺幸男男鹿市長、加藤義康男鹿市観光協会会長、加藤義光男鹿市商工会会長、菅原広二前秋田県議会議員、菊地正JR東日本執行役員秋田支社長、泉香JR東日本男鹿駅長の6名によりテープカットが行われた。



10時24分、泉香男鹿駅長が出発の合図を送り、秋田駅に向けて出発した。


交流蓄電池電車「ACCUM」EV-E801系は、JR九州が若松線に投入したBEC819系をベースに耐寒耐雪対応のカスタマイズを行ったものとなる。JR東日本は2014年3月に直流蓄電池電車EV-301系を烏山線で投入しており、交流蓄電池電車は初となる。

電化区間の秋田~追分駅間では架線からの電力で走行し、非電化区間の追分~男鹿駅間では蓄電池の電力で走行、電化区間での蓄電池の充電と男鹿駅での充電設備によって蓄電池への充電を行う。

蓄電池電車システムは、車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするもので、気動車のエンジンから発生する排気ガスの解消や、二酸化炭素・騒音の低減を実現する。



営業運転開始を記念して、車両に赤ナマハゲ、青ナマハゲに由来するボディカラーの対比と男鹿を代表する景勝地ゴジラ岩の夕景を組み合わせたヘッドーマークを取り付けて当分の間運転する。



情報提供元: Ex-Train