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カスタムのファーストステップはノーマル・プラス・アルファから
ジムニーのカスタムに関しては約20年の実績を誇る津田レーシング。
オフロードレースの主催や活動からオフロード一辺倒のイメージが強いが、実際には国産車、輸入車を問わないカスタムや、アメリカ「トレイルギア」社の総代理店をやっているなど幅広い顔を持つパーツメーカー&ショップだ。
新型ジムニーに関しては、まず津田代表が十分に乗り回した上でパーツを開発。
「サスペンションに関しては、高速走行時にノーマルの足がグニャグニャして気持ち悪いので、それを改善するサスペンションを開発しました。
このJB64ジムニーは、これまでのジムニーと違って、オフロードオンリーのオーナーさんよりも、ストリートを普通に乗る方や、女性オーナーなども多いようなので、車高はノーマルのままで乗り心地を改善するサスペンションを欧州車チューンでおなじみのアイバッハで作りました。
それに合わせてショックはビルシュタインで製作。
この組み合わせによって乗り味はノーマルよりもしっかりとした欧州車的な足まわりに仕上がったと思っています。
エンジンに関しては、車重が増えた分パワー不足感が否めないので、吸排気の効率アップ、インタークーラー交換によるパワーアップ、制動力アップをファーストステップとしてラインアップしました」と津田代表。
シエラは現在アメリカで開発中で、こちらはUSテイストで仕上げたリフトアップ仕様になる予定。
「足まわりは時間をかけてセッティングしましたので納得の仕上がりとなっています。
ノーマルの足に不満のある方はぜひお試しください」と津田直澄代表。
ノーマルで十分に車高が上がっているように見えるJB64ジムニー。
車高変化は快適性も変化するのでノーマル車高をキープしている。
テスト走行を繰り返し何度も作り直したビスシュタイン製のショック。
アイバッハのスプリングとの相性は抜群で高速走行時のグニャグニャ感を改善している
アルミ製のパイピングやムキ出しタイプのエアクリーナーがチューニングしている感をアピールするエンジンルーム。
エアフィルターはK&N製。
レーシングサクションキットはK&Nのムキ出しタイプか純正を使用する2タイプを用意。
写真はK&N製を使用したもの。
純正と交換するだけで約1.5倍の吸入容量を実現。
手軽にパワーアップ可能なサイフに優しいインタークーラー。
安定したブースト圧のキープと独特のサウンドが楽しめるグレッディ製ブローオフバルブとアルミ製パイピングのセット。
ボンネット開けた時につっかえ棒をする必要のないボンネットダンパー。
ニッサン車カスタムでおなじみARJ製を装着。
快適性を損なわないため車高はノーマルをキープ。
アイバッハ製スプリングは何度も作り直し、よく動くがよく粘る欧州車的乗り味の自信作。
確実なブレーキタッチを可能にするステンメッシュ製のブレーキホースも開発。
耐久性、強度も確実にアップする。
メインパイプは純正32φから42φへと大径化することで低速トルクもアップした。
出口のチタンコートがスポーティな全域スムーズに吹け上がる車検対応マフラー。
パワーアップに対応して止まるブレーキパッドを製作。
パッド鳴きし、ダストも多いが、その分、確実に効くカーボンメタル製のパッド。
●DAMSELハイパーマフラー 4万9800円
●DAMSELインタークーラー 3万9800円
●DAMSELブローオフキット 3万9800円
●DAMSELターボパイプ 1万5800円
●DAMSELレーシングサクションキット
(K&N仕様)2万9800円
●DAMSELハイパーダンパー 8万556円(予価)
●DAMSELストリートコイル 5万円(予価)
●DAMSELハイパーブレーキパッド 2万5000円
●TG DOTブレーキホースキット 価格未定
●ARJボンネットダンパー ノーマルタイプ1万3000円
カーボンタイプ1万7000円
●DUELER H/T 175/80R-16
●SAMURAI 001 16×5.5J+20
※価格はすべて税別
津田レーシング
JB64に関しては純正を快適に乗る方向でカスタムする津田レーシング。
どんな味付けか気になる方は写真のデモカーがあるお店に足を運んでみよう。
JB74シエラは前後バンパーも含め現在開発中。
発売が待ち遠しいところ。
●住所:奈良県宇陀市榛原町高井208
●営業時間:10:00〜20:00
●定休日:日曜
http://www.tsudaracing.com
ハイパーレブ vol.235 スズキ・ジムニー No.5 2019年5月31日発売号より
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