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標準車が目指したのは上質さの向上。スパーダは標準車とのさらなる差別化。また全車共通としてエクステリアデザインの進化、燃費のレベルアップ、使い勝手の向上といった3項目が挙げられる。
まずエクステリアは、標準車、スパーダともに空力特性が大幅に高められたフロントエアロバンパー、新意匠のフロントグリルを採用。ともに従来よりワイド感が強調されたデザインだ。
さらにスパーダは明るさ、白さがアップしたLEDアクセサリーライトやLEDポジションランプ、プロジェクターランプからなる専用のヘッドライトなどが与えられ、立派になった標準車の、そのまた上を行く存在感を醸し出している。
リアビューは、どちらもライセンスガーニッシュがワイドになり、標準車ではLEDハイマウントストップランプを採用。スパーダはビーム発光のLEDテール&ストップライトのリアコンビランプとなる。またスパーダのホイールはダーク塗装の16インチが標準だ。
インテリアは、標準車が“落ち着きのある空間”、スパーダは“プレミアム感の演出”が主な狙い。標準車はインパネ下部のカラーをライトグレーからダークグレーに変更し、センターパネルやステアリングガーニッシュなどに明度を高めたシルバー加飾を採用。
エアコンアウトレットノブにはメッキを配すなど質感が高められた。スパーダはさらに手が込んだ仕様となっており、クール系シルバーのセンターパネル、高輝度シルバーのステアリングガーニッシュやインナーノブなどが奢られている。
加飾エリアが増えたのと同時に色調バランスの妙によって、スパーダならではのプレミアムテイストを表現している。
忘れてはならないのが、今回設定された新グレード、スパーダ・Zクールスピリットだ。エクステリアのメッキ部分はすべてダーククロムメッキとし、グロスブラックとアルミ切削の17インチホイールが標準。
インテリアはシルバーステッチが入るグランスムースコンビシート、本革巻きステアリング&シフトノブとなる。クルーズコントロールなど、装備類も充実度が高められた仕様となっている。
使い勝手の面では、1列目シート間に設けられたワンタッチ収納のセンターテーブル、2列目中央のカップホルダーを備えたアームレスト、コンビニフックの追加などが挙げられる。
また、2列目、3列目の中央席は3点式シートベルトが装備され、安全性向上に対する進化も見逃せない。
なお、従来どおり2列目シートは6:4分割タンブルシートが標準だが、オプションだったチップアップシートに代わり、新たに7人乗りキャプテンシートが設定されている。
※記事の内容、価格、スペック等は2012年4月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]