今回は、現行の50プリウス後期型のノブレッセ・デモカーに試作のシフトスイッチ(ボタン)を取り付けるお話です。



「プリウスのシフトレバーって、セレクトしてもセンターに戻っちゃうので、使いづらい」という声も聴こえてきます。

プリウス以外に乗らない、ほぼプリウスしか乗らないというのなら、習慣になって問題ないのでしょうけれど、頻繁に他のクルマと乗り換える人は、戸惑う場面もあるかもしれません。


ほかにもオーソドックスなシフト方法ではないクルマはありますが、プリウスシリーズの販売台数を考えると、その影響力は大きいのかもしれません。


さて、そんなプリウスに、ノブレッセでは現在シフトスイッチを開発中。



シフトスイッチはその名の通り、スティック状のシフトレバーを廃止して、ボタンにしてしまうアイテムです。

最近のスーパースポーツカーなども、ボタン式のシフトポジションセレクターを使用しているコトが多いので、そういう意味でもイマっぽいアイテム。


その製品のメリットを紹介する前に、イチローさんが純正の気になるところを解説しています。



純正ではシフトスティックを右に引きつけてから、手前に引くと前進するD(ドライブ)レンジ、進行方向に押すと更新するR(リバース)レンジに入ります。


けれども、この手前に引くという動き、マニュアルシフト車のバック=リバースに入れるのと動きが変わらない。

動作が似ているせいで、マニュアルシフトのシフトパターンと勘違いしてしまうコトもあるのでは……というワケです。



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試作のシフトスイッチ、縦並びの配列なので、慣れている人の多いAT(トヨタのCVTなども)のシフト配置に沿ってR/N/D/Bになっています。

ボタンの色はかなり自由に変えられ、Dレンジだけは凹んでいて、タッチすれば位置がわかるようになっているそう。



試乗中ですが、助手席の人がちょっと行儀が悪いと、純正でもシフトレバーを膝で押しちゃうかも……というのもイチローさんは危惧しています。

ちなみにそうなると純正ではNレンジに入るので、シフトスイッチでも同じアクションになるとのコト。

それでも、よほど故意にやらない限り、ボタンを押してしまうということは、あまりなさそうですね。



また、レバーにコンビニ袋を下げて、重みでシフトレバーが動いてDレンジに入ってしまう……というあるまじき状況も防げそうです。


なお、動画の公開時、まだまだ試作。発売時期などは未定とのコト。

動画のコメント欄で質問をするのではなく、その説明欄にあるメールアドレスに連絡してくださいとのコトです。



そのリリースが待ち遠しいアイテムですね。



[Text byスタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部 古川教夫]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 プリウスのカチャカチャ動くレバーを外してボタン型のシフトスイッチを試してみた PR