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高品位パーツを数多く手掛けるケースペックの機能パーツライン、デジキャン。その新作ナット、そしてジャッキのこだわりや見所、印象を、プロレーシングドライバー織戸学さんに訊く!
前置きを抜きにして、いきなり本題から入ろう。まずレーシングナットから。新作ナットは、チタン、クロモリ、アルミと、素材の違いだけで3種類あり、さらにサイズや形状等の違いを細かく突き詰められるなど、ワイドバリエが大きな特徴だ。そもそも織戸さんが監修を務める切っ掛けとなったのは、ナットが走りに影響があるパーツにも関わらず、意外なほど存在が見過ごされていたこと。軽さはもちろんだが、強度や耐熱面でも求められるハードルが高いナットは、織戸さんいわく「地味ですが、かなり大切」な存在なのだ。
「新ナットの特徴は、目的別に選べること。1つ1つの品質は、デジキャンブランドだけに妥協はありませんが、例えばサーキットを楽しむなど、ホイールを頻繁に脱着する方ならクロモリを、ドレスアップ性も求めるならアルミをと、“選べる”んです」。新作ナットは素材だけでなく全長でも複数の違いがある。例えばコンケイブにはちょい長めを合わせたりと、ナット自体もより自己主張できるし、すべきという思いもあるようだ。また、チタンナットはよりハイエンドな存在であるものの、そんな本格的なパーツをあえてドレスアップ目線で採り入れるのもあり、と織戸さん。それができる価格設定もデジキャンの強みといえる。
さらに今回織戸さんがオシているのが、チタンにトヨタ純正の“平座(ストレート)”仕様があること。純正ホイールも年々進化しており、とくにGRなどの特別なクルマは、純正を維持したいというオーナーが多い。平座はそれを見越しての提案なのだ。
一方、ジャッキはどうだろう。実際1ユーザーとしての率直な印象を伺うと「まず軽さ。この差は大きい。ジャッキを使ったことのある方なら判ると思いますが、持ち運びのしやすさはかなり大切。新ジャッキは、シリンダーが2つ付いているので使い勝手がいい。ジャッキに不便さを感じていた方にも最適。(耐荷重と素材違いで複数あるので)ライフスタイルにあわせて使えます」。
プロならまだしも、ユーザーレベルでは“ジャッキはとりあえずあれば……”程度に後回しにされがち。デジキャンの担当者によれば、クルマイジリが好きな一般ユーザーにも扱える、扱いやすさも重視したとのこと。シャコタンにも使える低床設計である点は、なにより嬉しい特徴といえる。
ジャッキもひとつの機能パーツと捉えるデジキャン。レーシングナット共々、ぜひ導入を検討してはどうだろう。
後編では、デジキャンの最新パーツ、レーシングナットとフロアジャッキを細かく紹介!!
お楽しみに!
問:ケースペック 0566-54-0335
http://digicam.jp
スタイルワゴン2019年4月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]