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華やかな木目調パネルを採用した特別仕様車も追加
Lクラス市場を席巻しているアルヴェル。
なかでもアルファードの人気は凄まじく、2015年の初登場時点では両者の人気は拮抗していたが、2018年のマイナーチェンジ以降はヴェルファイアを圧倒。
3月までの直近1年間では、ヴェルファイアが約1万5000台に対し、なんと約10万6000台以上も販売と、モデル末期といわれるなかで人気は衰えていない。
その数はなんとフィットよりも多く、ミニバンでは断トツの1位となっている。
そんななかで行われた今回の一部改良。
改良点は複数あり、これまでSやXといったベースグレードに装備がなかった「ワンタッチスイッチ付きの両側パワースライドドア」や「アクセサリーコンセント」といった便利機能が、全グレードに標準化された実用性向上がまず1つ。
続けて送迎車など、法人需要が極めて高いもっとも豪華なアルファード「エグゼクティブラウンジ」系の助手席ヘッドレストを前側に倒れる“可倒式”に変更し2列目からの開放感を上げた。
一方でカラーを7色から5色へ縮小しGグレードを廃止。
ゴールドをさり気なくあしらった木目等の加飾がウリの「タイプゴールドⅡ」を、“特別仕様車”として新たに設定した。
一方のヴェルファイアは、これまで特別仕様車として人気のあった「ゴールデンアイズⅡ」を、唯一の“通常”グレード化と選択肢を大幅に縮小。
標準やエアログレードという概念がなくなり、エンジンはハイブリットとガソリンがあるが2.5Lのみ、定員は7人乗りのみ。
さらにボディカラーもブラック(202)とホワイトパールクリスタルシャイン(070)の2色だけの設定となった。
さらに変わったといえば新車カタログ。
今回から2台で1冊の、まとめた仕様に変更されている。
アルファードだけの特別仕様車は、スモークやメッキやゴールド加飾、ウルトラスエード表皮、ブラック天井&ピラーなど、特別感満載。
特別仕様車では、木目調パネルやトリムのスパッタリングなど、1列目を中心にゴールドを意識した装飾が施される。
アルファードだけしか選べない「エグゼクティブラウンジ」の助手席に、ヘッドレストの前倒し機能が新たに追加。
【SPECIFICATION】
<アルファード>
359万7000円〜775万2000円
<アルファード 特別仕様車 S”TYPE GOLDⅡ”>
424万円〜508万8400円
<ヴェルファイア>
424万円〜508万8400円
アルファードの特別仕様車用はモデリスタのみだが、通常グレードでは、アルヴェルともにモデリスタのほかTRDでもカスタマイズパーツを選べる。
【PARTS SPECIFICATION】
フロントスポイラー 9万4600円
サイドスカート 8万5800円
リヤスタイリングキットA 11万5500円
※スモークメッキ仕様
問:トヨタ自動車お客様相談センター 0800-700-7700
https://toyota.jp
スタイルワゴン2021年6月号 No.306より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]