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これからエブリイのアゲに挑戦してみたいというユーザーは必読のノウハウコーナー。
●どうやってどれくらい車高をアゲる?
●タイヤのサイズや銘柄は?
●普段の乗り方や車検時の注意点は?
……といった初心者がまず気になるであろう疑問に、リフトアップのプロが丁寧に答えます。
A.ヘッドライトのすぐ前あたりが「直前」、助手席側のフロントタイヤ横あたりが「直左」。
リフトアップするとこの直前直左が見えにくくなり、事故に繋がりやすくなるということで、何らかの対策が求められます。
4インチクラスのガッツリアゲではもちろん、チョイアゲでも対策なしでは車検に通らないと思っておいた方がいいでしょう。
具体的な対策法は、まず直前は、①グリルやフロントバンパーなどにカメラを付け、その映像を室内のナビやモニターに映るようにする、②モニター付きのドラレコをフロントガラスなどに装着する、のどちらか。
ドラレコの場合はモニターなしのタイプは当然NGなのと、吸盤での取り付けや配線がむき出しになっているなど「簡易的に付けられている状態」だとダメです。
直左については、ドアミラー下部にカメラを埋め込み、映像を室内のナビやモニターに映るようにするのが確実。
ドアミラーに補助ミラーを付ける方法もありますが、地域によってはそれだとNGになるケースもあるみたいです。
車検の際は高さ1メートル×直径30センチのテスターを直前直左にあたるところに置き、それを運転席から視認(モニターやドラレコを通して)できればOKという感じです。
A.前にも紹介した通り、ブレーキアシスト車をリフトアップした場合、センサーカメラの位置が変わることで正しく機能しなくなる可能性があります。
それを防ぐためにカメラを再調整することをエーミングといいます。
エブリイではまだ聞いたことはありませんが、ジムニーのリフトアップ車では、エーミングなしだと誤作動があったり警告灯がついたりといったケースを耳にしますので、やった方がいいのは間違いないでしょう。
ただ現状、エーミングはやってもやらなくても車検には通ります。
なぜならそうした法規がまだできていないからです。
しかし今後は車高が変わったクルマにエーミングが義務付けられる可能性は高く、来年からそうなるのではという情報も入ってきています。
当社では以前よりリフトアップ車にエーミングをおすすめしていますし、そのための設備や機器も整えています。
気になる方や心配な方はお気軽にお問い合わせ下さい。
エーミングにはコンピュータ診断機やセンサーを認識させるターゲットなど専用の設備、そしてノウハウも必要になる。どんなショップでもできる作業というわけではない。
Kカースペシャル ドレスアップガイド Vol.27 スズキ エブリイ No.11 2020年11月25日発売号 より
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