- 週間ランキング
これからエブリイのアゲに挑戦してみたいというユーザーは必読のノウハウコーナー。
●どうやってどれくらい車高をアゲる?
●タイヤのサイズや銘柄は?
●普段の乗り方や車検時の注意点は?
……といった初心者がまず気になるであろう疑問に、リフトアップのプロが丁寧に答えます。
A.アゲエブリイを安全に楽しむためには、いくつかやらなくてはならないことがあります。
具体的には以下の通りですが、まずアライメント調整と光軸調整についてはキット装着とセットでやるのが基本。
ショップでアゲてもらう場合は気にしなくて大丈夫だと思いますが、もしDIYでキットを付ける場合は、この2つはプロに任せましょう。
おろそかにするとタイヤが偏摩耗したり、ロービームがハイビームみたいになってほかのクルマに迷惑をかけたりします。
直前直左については後ほど詳しく説明しますが、モニター付きのドラレコやサイドカメラを設置することになります。
ちょっと面倒かもですけど今はこれをやらないと車検にも通りません。
またスズキセーフティサポート付きの場合は、車高アップに伴ってカメラの高さが変わるため、それに応じた調整をしなくてはならない。
「エーミング」というのですが、これもまた後で詳しく紹介します。
そしてブロックやブラケットなど、「指定外部品」を使って40ミリを超えるリフトアップをした場合は構造変更が必須。
チョイアゲ(30ミリ前後)であれば不要です。
アゲ後の必須メニュー
□ アライメント調整
□ ヘッドライトの光軸調整
□ 直前直左視界の確保
□ エーミング(自動ブレーキ車)
□ 構造変更(チョイアゲは不要)
A.車高をアップすると重心の位置も高くなるため、安定性が低下するといわれています。
カーブではロールが大きくなり、無茶なスピードで曲がろうとするとフラついて怖い思いをするかもです。
が、その辺は足まわり次第。
きちんとしたキットであれば、車高が10センチ上がってもノーマル状態よりよっぽど安定感のある走りができたりします。
まあその逆も然りですなんですが…。
一般的な話をするのであれば、全高が上がったことで立駐に入れなくなるケースも出てきます。
4~5インチリフトアップしてルーフキャリアを付けたりすると、全高は余裕で2メートルを越えます。
特にアゲた直後は忘れがちなので気をつけて下さい。
ほかには横風の影響を受けやすいとか、直前直左が見えにくいとかもありますが、まあ乗っているうちに慣れるでしょう。
あと大径タイヤを履くとブレーキの効きがやや甘くなるので、気になる人は強化タイプのブレーキパッドに交換するのもアリ。
4~5インチアップクラスはブレーキホースを長いモノに交換するのですが、その時に膨張率の低いステンメッシュタイプを選ぶのもおすすめです。
また「M+S(マッド&スノー)」の表記があるオフロードタイヤなら雪道も走れるが、それは新雪コンディションの話。
圧雪やアイスバーンではグリップが効かなくなるので要注意。
Kカースペシャル ドレスアップガイド Vol.27 スズキ エブリイ No.11 2020年11月25日発売号 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]